专利摘要:
本発明は、式(I)(式中、R1〜R6は、本明細書及び特許請求の範囲と同義である)で示される新規なカルボキシル−又はヒドロキシル−置換ベンゾイミダゾール誘導体、並びに生理学的に許容しうるその塩及びエステルに関する。これらの化合物は、FXRと結合し、そして医薬として用いることができる。
公开号:JP2011506540A
申请号:JP2010538603
申请日:2008-12-12
公开日:2011-03-03
发明作者:クーン,ベルント;グレター,ウーヴェ;テイラー,スヴェン;ブライヒャー,コンラート;プランシャー,ジャン−マルク;ベンソン,グレゴリー・マーチン;マルティン,ライナー・エー;ヤン,ミンミン;リヒター,ハンス
申请人:エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft;
IPC主号:C07D235-18
专利说明:

[0001] 本発明は、新規なカルボキシル−又はヒドロキシル−置換ベンゾイミダゾール誘導体、これらの化合物の製造方法、そのような化合物を含む医薬製剤、並びに医薬製剤を製造するためのこれらの化合物の使用に関する。]
[0002] より具体的には、本発明は、式(I):]
[0003] [式中、
R1は、]
[0004] から選択され;
R2は、水素又は低級アルキルであり;
R3は、シクロヘキシル又はビシクロ[2.2.1]ヘプチルであり;
R4は、4位でハロゲン、シアノもしくはフルオロ低級アルキルにより置換されているフェニル、又はハロゲン、アミノ、シアノ及び低級アルコキシから独立して選択される、1個もしくは2個の置換基で置換されているピリジルであり;
R5及びR6は、互いに独立して、水素又はフルオロであり;
R7及びR9は、互いに独立して、水素、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシ、フルオロ低級アルキル、フルオロ低級アルコキシ及びシアノからなる群より選択され;
R8は、−(CR12R13)n−COOH(ここで、nは、0、1又は2であり、そしてR12及びR13は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR12とR13が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)、又は
−O−(CR14R15)p−COOH(ここで、pは、1又は2であり、そしてR14及びR15は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR14とR15が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)であるか、又は
R8は、テトラゾールであり;
R10は、ヒドロキシ又は−(CH2)p−COOH(ここで、pは、0、1又は2である)であり;
mは、0又は1であり;
R11は、−COOHである]
で示される新規なベンゾイミダゾール誘導体、及びその薬学的に許容しうる塩に関する。]
[0005] 該化合物は、ファルネソイド−X受容体の選択的調節薬である。]
[0006] ファルネソイド−X受容体(FXR)は、転写因子の核内ホルモン受容体スーパーファミリーの一種である。FXRは、元々、ファルネソールにより活性化される受容体として同定され、続いての研究で胆汁酸受容体としてのFXRの主な役割が明らかとなった[Makishima, M., Okamoto, A. Y., Repa, J. J., Tu, H., Learned, R. M., Luk, A., Hull, M. V., Lustig, K. D., Mangelsdorf, D. J. and Shan, B. (1999) Identification of a nuclear receptor for bile acids. Science, 284, 1362-5]。FXRは、肝臓、腸、腎臓、及び副腎で発現される。4種のスプライスアイソフォームが、ヒトにおいてクローニングされた。]
[0007] 主な胆汁酸のうち、ケノデオキシコール酸が、最も強力なFXRアゴニストである。胆汁酸又は合成リガンドをFXRに結合させると、小ヘテロ二量体パートナー(SHP)(非典型的な核内受容体ファミリーの一種で、LRH−1及びLXRαをはじめとする他の複数の核内ホルモン受容体に結合し、それらの転写機能を遮断する)の転写発現が誘導される[Lu, T. T., Makishima, M., Repa, J. J., Schoonjans, K., Kerr, T. A., Auwerx, J. and Mangelsdorf, D. J. (2000) Molecular basis for feedback regulation of bile acid synthesis by nuclear receptors. Mol Cell 6, 507-15]。CYP7A1及びCYP8Bは、肝臓の胆汁酸合成に関与する酵素である。FXRは、SHP経路の活性化を介してそれらの発現を抑制する。FXRは、胆汁酸塩排泄ポンプ(ABCB11)及び多剤抵抗性関連蛋白質2(ABCC2)をはじめとする肝細胞内ABCファミリーのための胆汁酸排泄トランスポータの発現を直接誘導する[Kast, H. R., Goodwin, B. Tarr, P. T. Jones, S. A., Anisfeld, A. M., Stoltz, C. M., Tontonoz, P., Kliewer, S., Willson, T. M. and Edwards, P. A. (2002) Regulation of multidrug resistance-associated protein 2(ABCC2) by the nuclear receptors pregnane X receptor, farnesoid X-activated receptor, and constitutive androstane receptor. J Biol Chem 277, 2908-15; Ananthanarayanan, M., Balasubramanian, N., Makishima, M., Mangelsdorf, D. J. and Suchy, F. J. (2001) Human bile salt export pump promoter is transactivated by the farnesoid X receptor/bile acid receptor. J Biol Chem 276, 28857-65]。FXRノックアウトマウスは、胆汁酸で誘導される肝毒性に対する抵抗性が損なわれており、合成FXRアゴニストは、胆汁うっ滞の動物モデルで肝臓保護性を示した[Liu, Y., Binz, J., Numerick, M. J., Dennis, S., Luo, G., Desai, B., MacKenzie, K. I., Mansfield, T. A., Kliewer, S. A., Goodwin, B. and Jones, S. A. (2003) Hepatoprotection by the farnesoid X receptor agonist GW4064 in rat models of intra- and extrahepatic cholestasis. J Clin Invest 112, 1678-87; Sinal, C. J., Tohkin, M., Miyata, M., Ward, J. M., Lambert, G. and Gonzalez, F. J. (2000) Targeted disruption of the nuclear receptor FXR/BAR impairs bile acid and lipid homeostasis. Cell 102, 731-44]。これらのデータは、FXRが、胆汁酸の細胞内合成及び取り込みを両方とも抑制して、その胆汁中排泄を刺激することにより、肝細胞を胆汁酸毒性から保護することを示している。]
[0008] 胆汁酸の腸肝循環の工程は、血清中コレステロール恒常性の主要な制御因子でもある。胆汁酸は、肝臓でコレステロールから生合成された後、胆汁と共に小腸の管腔内に分泌されて、脂肪及び脂溶性ビタミンの消化及び吸収を助ける。異なる胆汁酸の比率により、胆汁酸プールの親水性及びコレステロールを可溶化する能力が決定される。FXRの活性化により、そのプールの親水性が上昇し、コレステロールの腸での可溶化が低下して、吸収が効果的に遮断される。吸収が低下すれば、血漿中コレステロールレベルが低下すると予測される。事実、コレステロール吸収の直接の阻害剤、例えばエゼチミブは、血漿中コレステロールを低下させ、これらの仮説を裏づける幾つかの証拠を提供した。しかしエゼチミブは、有効性が低く、それは、細胞内コレステロール合成のフィードバック増加(feedback upregulation)によりコレステロールの枯渇を補填しようとするためと思われる。近年のデータから、FXRが、SHP及びLRH1を含む経路を介してHMGCoA還元酵素の発現を直接抑制することにより、この作用に一部反発することが示された[Datta, S., Wang, L., Moore, D. D. and Osborne, T. F. (2006) Regulation of 3-hydroxy-3-methylglutaryl coenzyme A reductase promoter by nuclear receptors liver receptor homologue-1 and small heterodimer partner: a mechanism for differential regulation of cholesterol synthesis and uptake. J Biol Chem 281, 807-12]。FXRは、SHP及びLXRαを含む別の経路でSREBP1−c発現を抑制することにより、トリグリセリドの肝合成も低下させる。つまりFXR活性化を調節する化合物は、現行の治療よりも血漿中コレステロール及びトリグリセリド低下に対して優れた治療的有効性を示す可能性がある。]
[0009] 冠動脈疾患の患者のほとんどは、血漿中に高レベルのアテローム原性LDL(atherogenic LDL)を有する。HMGCoA還元酵素阻害剤(スタチン)は、LDL−Cレベルの正常化に効果的であるが、心臓血管イベント(例えば、卒中及び心筋梗塞)のリスクを約30%しか低下させない。アテローム原性LDL及び他の脂質危険因子(例えば、高血漿中トリグリセリドレベル及び低HDL−Cレベル)の更なる低下を目的とした追加的治療が、求められている。]
[0010] 米国の2型糖尿病患者の高割合が、異常な濃度の血漿中リポ蛋白質を有する。総コレステロールが240mg/dlを超える割合は、糖尿病男性では37%、糖尿病女性では44%であり、LDL−Cが160mg/dlを超える割合は、これらの母集団でそれぞれ31%及び44%である。糖尿病は、患者の血中グルコースレベルの制御能力が、インスリン応答性の部分的障害により低下する疾患である。II型糖尿病(T2D)は、インスリン非依存性糖尿病(NIDDM)とも呼ばれ、先進国の糖尿病症例全体の80〜90%を占める。T2Dでは、膵臓ランゲルハンス島は、インスリンを産生するが、初期標的組織(筋肉、肝臓及び脂肪組織)が、その作用に著しい抵抗性を生じる。身体は、より多くのインスリンを産生することによりそれを補填して、最終的に膵臓インスリン産生能が損傷される。つまりT2Dは、脂質代謝異常症及びインスリン抵抗性に加え、高血圧、内皮機能障害及び炎症性アテローム硬化症を含む多疾患共存症に関連する心臓血管−代謝症候群である。]
[0011] 脂質代謝異常症及び糖尿病の第一線処置は、低脂質及び低糖食、運動並びに体重減量である。服薬順守は中程度であり、例えば、脂質調節剤(例えば、スタチン及びフィブラート)、血糖降下剤(例えば、スルホニル尿素及びメトホルミン)、又はPPARγアゴニストのチアゾリジンジオン(TZD)類のインスリン感受性改善薬を用いて、発症する様々な代謝欠陥を処置することが必要となる。FXRの調節薬が、現在では既存薬物の併用によってのみ実現される、LDL−C及びトリグリセリドレベル両者の優れた正常化を提供することにより、高い治療能力を有しうる証拠と、加えて、細胞内コレステロール恒常性へのフィードバック作用を回避しうる証拠が、近年の研究により提供された。]
[0012] 新規な本発明の化合物は、非常に効率的にFXRと結合して、それを選択的に調節するため、当該技術分野で公知の化合物より優れている。その結果、コレステロール吸収が低下し、LDLコレステロール及びトリグリセリドが減少して、炎症性アテローム硬化症が抑制される。多面的な脂質代謝異常症及びコレステロール恒常性の組み合わせに、FXRモジュレータが働きかけるため、それらは当業者に既知の化合物と比較して高い治療能力を有すると予測される。]
[0013] 他に断りがなければ、以下の定義を、本明細書の発明を記載するのに用いられた様々な用語の意義及び範囲を例示及び定義するために示す。]
[0014] 本明細書において、用語「低級」は、炭素原子1〜7個、好ましくは1〜4個からなる基を意味するのに用いられる。]
[0015] 用語「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素を指し、フッ素、塩素及び臭素が、好ましい。]
[0016] 単独、又は他の基と一緒に用いられる用語「アルキル」は、炭素原子が1〜20個、好ましくは炭素原子が1〜16個、より好ましくは炭素原子が1〜10個の分枝鎖又は直鎖一価飽和脂肪族炭化水素基を指す。用語「C1〜10−アルキル」は、炭素原子1〜10個の分枝鎖又は直鎖一価飽和脂肪族炭化水素基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、1,1,3,3−テトラメチルブチルなどを指す。下記の低級アルキル基も、好ましいアルキル基である。]
[0017] 単独、又は他の基と一緒に用いられる用語「低級アルキル」又は「C1〜C7−アルキル」は、炭素原子が1〜7個、好ましくは炭素原子が1〜4個の分枝鎖又は直鎖一価アルキル基を指す。この用語は、更に、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチルなどの基を例とする。低級アルキル基は、例えばヒドロキシで、場合により置換されていてもよい。そのような置換されている低級アルキル基は、「ヒドロキシ低級アルキル」と呼ばれる。]
[0018] 用語「フルオロ低級アルキル」は、フッ素で一置換又は多置換されている低級アルキル基を指す。フルオロ低級アルキル基の例は、例えば、−CFH2、−CF2H、−CF3、−CH2CF3、−(CH2)2CF3、−CH(CF3)2及び−CF2−CF2Hである。]
[0019] 単独、又は一緒に用いられる用語「アミノ」は、窒素原子を介して結合した第一級、第二級又は第三級アミノ基を表し、第二級アミノ基は、アルキル又はシクロアルキル置換基を含み、そして第三級アミノ基は2個の同一もしくは異なるアルキルもしくはシクロアルキル置換基を含むか、又は2個の窒素置換基が一緒になって環を形成しており、例えば、−NH2、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルエチルアミノ、ピロリジン−1−イル又はピペリジノなど、好ましくは第一級アミノ、ジメチルアミノ及びジエチルアミノ、特にジメチルアミノを表す。]
[0020] 用語「シクロアルキル」は、炭素原子が3〜10個、好ましくは炭素原子が3〜7個の一価炭素環基、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルを指す。シクロアルキル基は、本明細書及び特許請求の範囲に記載されたとおり、場合により置換されていてもよい。]
[0021] 用語「アルコキシ」は、基−O−R’(ここで、R’は、アルキルである)を指す。用語「低級アルコキシ」は、R’が、低級アルキルである、基−O−R’を指す。好ましい例は、メトキシである。]
[0022] 用語「フルオロ低級アルコキシ」は、基R’’−O−(ここで、R’’は、フルオロ低級アルキルである)を指す。フルオロ低級アルコキシ基の例は、例えば、−O−CFH2、−O−CF2H、−O−CF3、−O−CH2CF3、−O−(CH2)2CF3、−O−CH(CF3)2、及び−O−CF2−CF2Hである。]
[0023] 用語「保護基」は、官能基、特にヒドロキシ基を一時的に保護するのに用いられる基を指す。保護基の例は、ベンジル、p−メトキシベンジル、t−ブチルジメチルシリル、t−ブチルジフェニルシリル、並びに(アミノ基の保護では)Boc及びベンジルオキシカルボニルである。]
[0024] 式(I)で示される化合物は、薬学的に許容しうる酸付加塩を形成することができる。そのような薬学的に許容しうる塩の例は、式(I)で示される化合物と、生理学的適合性のある鉱酸(例えば、塩酸、硫酸、亜硫酸又はリン酸)、又は有機酸(例えば、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、酢酸、乳酸、トリフルオロ酢酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、酒石酸、コハク酸又はサリチル酸)との塩である。用語「薬学的に許容しうる塩」は、そのような塩を指す。COOH基が存在する式(I)で示される化合物は、更に塩基との塩を形成することができる。そのような塩の例は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩、例えば、Na塩、K塩、Ca塩及びトリメチルアンモニウム塩である。用語「薬学的に許容しうる塩」は、そのような塩も指す。]
[0025] 詳細には、本発明は、式(I):]
[0026] [式中、
R1は、]
[0027] から選択され;
R2は、水素又は低級アルキルであり;
R3は、シクロヘキシル又はビシクロ[2.2.1]ヘプチルであり;
R4は、4位でハロゲン、シアノもしくはフルオロ低級アルキルにより置換されているフェニル、又はハロゲン、アミノ、シアノ及び低級アルコキシから独立して選択される、1個もしくは2個の置換基で置換されているピリジルであり;
R5及びR6は、互いに独立して、水素又はフルオロであり;
R7及びR9は、互いに独立して、水素、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシ、フルオロ低級アルキル、フルオロ低級アルコキシ及びシアノからなる群より選択され;
R8は、−(CR12R13)n−COOH(ここで、nは、0、1又は2であり、そしてR12及びR13は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR12とR13が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)、又は
−O−(CR14R15)p−COOH(ここで、pは、1又は2であり、そしてR14及びR15は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR14とR15が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)であり;
R10は、ヒドロキシ又は(CH2)p−COOH(ここで、pは、0、1又は2である)であり;
mは、0又は1であり;
R11は、−COOHである]
で示される化合物、及びその薬学的に許容しうる塩に関する。]
[0028] 式(I)で示される化合物は、それぞれ好ましく、生理学的に許容しうるその塩は、それぞれ好ましいが、式(I)で示される化合物が、特に好ましい。]
[0029] 式(I)で示される化合物は、不斉C原子を1個以上有し、それゆえ、鏡像異性体混合物、ジアステレオマー混合物又は光学的に純粋な化合物として存在することができる。]
[0030] 特に、好ましい化合物は、各化合物、及びその薬学的に許容しうる塩、及び光学的に純粋なその化合物として実施例に記載される式(I)で示される化合物である。]
[0031] 好ましいのは、
R8が、−(CR12R13)n−COOH(ここで、nは、0、1又は2であり、そしてR12及びR13は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR12とR13が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)、又は
−O−(CR14R15)p−COOH(ここで、pは、1又は2であり、そしてR14及びR15は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR14とR15が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)である、
式(I)で示される化合物である。]
[0032] 好ましいのは、更に、R2が、水素である、本発明の式(I)で示される化合物である。]
[0033] 特に好ましいのは、更に、R3が、シクロヘキシルである、本発明の式(I)で示される化合物である。]
[0034] 好ましい式(I)で示される化合物の群は、更に、R4が、4位でハロゲン、シアノ又はフルオロ低級アルキルにより置換されているフェニルであるそれらのものであり、R4が、4−ハロゲンフェニルである、式(I)で示されるそれらの化合物が、より好ましい。最も好ましくは、R4は、4−クロロフェニルである。]
[0035] 好ましい式(I)で示される化合物の別の群は、R4が、ハロゲン、アミノ、シアノ及び低級アルコキシから独立して選択される、1個又は2個の置換基で置換されているピリジルであるそれらのものである。より好ましくは、R4は、ハロゲン、アミノ、シアノ及び低級アルコキシから独立して選択される、1個又は2個の置換基で置換されているピリジン−3−イルである。最も好ましくは、R4は、6−クロロピリジン−3−イル又は2,6−ジメトキシピリジン−3−イルである。]
[0036] 好ましいのは、更に、R5及びR6が、フルオロである、本発明の式(I)で示される化合物である。]
[0037] 好ましい本発明の式(I)で示される化合物の群は、更に、R1が、]
[0038] [式中、
R7及びR9は、互いに独立して、水素、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシ、フルオロ低級アルキル、フルオロ低級アルコキシ及びシアノからなる群より選択され;
R8は、−(CR12R13)n−COOH(ここで、nは、0、1又は2であり、そしてR12及びR13は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR12とR13が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)、又は
−O−(CR14R15)p−COOH(ここで、pは、1又は2であり、そしてR14及びR15は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR14とR15が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)である]である、それらのものである。]
[0039] これは、これらが、式(I−i):]
[0040] (式中、R1〜R9は、本明細書の上記と同義である)を有する、式(I)で示される化合物であることを意味する。]
[0041] R8が、−(CR12R13)n−COOH(ここで、nは、0、1又は2であり、そしてR12及びR13は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR12とR13が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)である、式(I−i)で示される化合物が、特に好ましい。より好ましくは、R8は、−COOHである。]
[0042] 同じく好ましいのは、R8が、−O−(CR14R15)p−COOH(ここで、pは、1又は2であり、そしてR14及びR15は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR14とR15が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)である、式(I−i)で示される化合物である。特に好ましいのは、pが、1である、それらの化合物である。特に好ましいのは、R14及びR15が、メチルであるか、又はR14とR15が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環を形成している化合物である。]
[0043] 本発明の好ましい式(I)で示される化合物の別の群は、R1が、]
[0044] [式中、R10は、ヒドロキシ又は−(CH2)p−COOH(ここで、pは、0、1又は2である)であり、そして
mは、0又は1である]である、それらのものである。]
[0045] これは、これらが、式(I−ii):]
[0046] (式中、R1〜R6、R10及びmは、本明細書の上記と同義である)を有する式(I)で示される化合物であることを意味する。]
[0047] 好ましいのは、mが、0である、式(I−ii)で示される化合物である。]
[0048] 更に好ましい本発明の式(I−ii)で示される化合物は、R10が、ヒドロキシ又はCOOHである、それらのものである。特に好ましいのは、R10が、ヒドロキシである、それらのものである。]
[0049] 更に、R1が、]
[0050] である、本発明の式(I)で示される化合物が、好ましい。]
[0051] これは、これらが、式(I−iii):]
[0052] (式中、R1〜R6は、本明細書の上記と同義である)を有する、式(I)で示される化合物であることを意味する。]
[0053] 好ましい式(I)で示される化合物は、
6−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−ニコチン酸、
3−クロロ−4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、
4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸、
(−)−3−クロロ−4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
(+)−3−クロロ−4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
trans−4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、
2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド、
(+)−2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−(trans−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド、
trans−4−({シクロヘキシル[2−(2,6−ジメトキシピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−1H−ベンゾイミダゾール−1−イル]アセチル}アミノ)シクロヘキサンカルボン酸、
(+)−4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、
4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸、
4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、
4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、
(−)−4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、
(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキシル)−酢酸、
(+)−[trans−4−({2−[2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジフルオロ−1H−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシルアセチル}アミノ)シクロヘキシル]酢酸、
4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸、
(−)−trans−4−[({2−[2−(4−クロロフェニル)−5−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシルアセチル}アミノ)メチル]シクロヘキサンカルボン酸、
3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸、
(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸、
3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
(+)−3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
(−)−3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、
(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3,5−ジフルオロ−安息香酸、
(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3,5−ジフルオロ−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3,5−ジフルオロ−安息香酸、
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−安息香酸、
3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
(+)−3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
(−)−3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メトキシ−安息香酸、
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸、
4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸、
4−{2−シクロヘキシル−2−[5−フルオロ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸、
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメトキシ−安息香酸、
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、
(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−フェニル)−酢酸、
2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸、
2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロピオン酸、
3−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−フェニル)−プロピオン酸、
3−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸、
(−)−3−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸、
(+)−3−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸、
(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−酢酸、
2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−プロピオン酸、
2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸、
(+)−2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸、
(−)−2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸、
1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸、
(+)−1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸、
(−)−1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸、
2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−trans−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド、
(−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド、
(+)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド、
6−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−ニコチン酸
からなる群より選択されるそれらのもの、及びその薬学的に許容しうる塩である。]
[0054] 同じく好ましいのは、
(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−安息香酸、
(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メトキシ−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メトキシ−安息香酸、
(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸、
(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメトキシ−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメトキシ−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、
(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−5−フルオロ−安息香酸、
(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−5−フルオロ−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−5−フルオロ−安息香酸、
1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸、
(+)−1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸、
(−)−1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸、
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸、
(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸、
4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、
(−)−4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、
(4−{2−[2−(6−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキシル)−酢酸、
4−{2−[2−(6−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、
4−{2−[2−(6−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
(+)−4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、
(−)−4−{2−[2−(6−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、
(−)−(4−{2−[2−(6−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキシル)−酢酸、
(+)−4−{(S)−2−[2−(6−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸、
(4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキシル)−酢酸、
4−[2−シクロヘキシル−2−(5,6−ジフルオロ−2−p−トリル−ベンゾイミダゾール−1−イル)−アセチルアミノ]−安息香酸、
4−[2−シクロヘキシル−2−(5,6−ジフルオロ−2−p−トリル−ベンゾイミダゾール−1−イル)−アセチルアミノ]−シクロヘキサンカルボン酸、
(−)−4−[2−シクロヘキシル−2−(5,6−ジフルオロ−2−p−トリル−ベンゾイミダゾール−1−イル)−アセチルアミノ]−安息香酸、
(+)−[2−シクロヘキシル−2−(5,6−ジフルオロ−2−p−トリル−ベンゾイミダゾール−1−イル)−アセチルアミノ]−シクロヘキサンカルボン酸、
4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、
4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(4−メトキシ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸、
(−)−4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、
4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(4−メトキシ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、
(−)−4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(4−メトキシ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸、
(4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキシル)−酢酸、
(−)−4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸、
(−)−(4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキシル)−酢酸、
2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−フェニル]−アセトアミド、
2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−[2−クロロ−4−(1H−テトラゾール−5−イル)−フェニル]−2−シクロヘキシル−アセトアミド、
2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[2−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−5−イル)−フェニル]−アセトアミド、
(+又は−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[2−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−5−イル)−フェニル]−アセトアミド、
(+又は−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[2−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−5−イル)−フェニル]−アセトアミド、
2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド、
(+)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド、
(−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド、
2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド、
(+)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド、
(−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド、
2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−[2−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−5−イル)−フェニル]−アセトアミド、
2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド
から選択される式(I)で示される化合物、及びその薬学的に許容しうる塩である。]
[0055] 特に好ましい式(I)で示される化合物は、
2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド、
(+)−2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−(trans−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド、
(−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド
からなる群より選択されるそれらのもの、及びその薬学的に許容しうる塩である。]
[0056] 別の特に好ましい式(I)で示される化合物は、
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸
からなる群より選択されるそれらのもの、及びその薬学的に許容しうる塩である。]
[0057] 別の特に好ましい式(I)で示される化合物は、
2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸、
(−)−2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸、
1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸、
(−)−1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸
からなる群より選択されるそれらのもの、及びその薬学的に許容しうる塩である。]
[0058] 別の特に好ましい式(I)で示される化合物は、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−5−フルオロ−安息香酸、
(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸
からなる群より選択されるそれらのもの、及びその薬学的に許容しうる塩である。]
[0059] 別の特に好ましい式(I)で示される化合物は、
(+又は−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[2−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−5−イル)−フェニル]−アセトアミド、
(−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド、
(−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド
からなる群より選択されるそれらのもの、及びその薬学的に許容しうる塩である。]
[0060] 本発明の一般式(I)で示される化合物が、官能基で誘導体化されて、インビボで親化合物に戻りうる誘導体を提供してもよいことは、理解されよう。]
[0061] 本発明は、
a)式(II):]
[0062] (式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、上記と同義である)
で示される化合物の環化を含む、上記と同義の式(I)で示される化合物の製造方法にも関する。]
[0063] 式(II)で示される化合物の環化は、当業者に周知の反応条件下で実施することができる。そのような環化は、都合よく、適切な溶媒(例えば、ジクロロメタン)中、適切な試薬(例えば遊離PPh3又は樹脂結合PPh3)の存在下、適切な温度で実施することができる。]
[0064] 本発明は、更に、式(III):]
[0065] (式中、R3、R4、R5及びR6は、上記と同義である)で示される酸を、式(IV):
R1−NH2 (IV)
(式中、R1は、上記と同義である)で示されるアミンとアミドカップリングすることを含む、上記と同義の式(I)で示される化合物の別の製造方法に関する。]
[0066] 式(III)で示される化合物のアミドカップリングは、当業者に周知の反応条件下で実施することができる。そのようなカップリングは、都合よく、適切な溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)又はジオキサン)中、適切なカップリング試薬(例えば、N,N’−カルボニルジイミダゾール(CDI)、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム−3−オキシドヘキサフルオロホスファート(HATU)、1−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール(HOBT)又はO−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(TBTU))の存在下、適切な温度で実施することができる。]
[0067] 本発明は、上記の方法により製造される、上記と同義の式(I)で示される化合物にも関する。]
[0068] 式(I)で示される化合物は、当該技術分野で公知の方法により、又は下記のとおり製造することができる。他に断りがなければ、置換基R1〜R8は、上記のとおりである。]
[0069] 本発明の式(I)で示される化合物は、例えば、以下に示される方法及び手順により製造することができる。式(I)で示される化合物の典型的な製造手順を、以下のスキーム1に例示する。]
[0070] ]
[0071] 適切な有機溶媒(例えば、MeOH)中で、2−アジドアリールアミン1、カルボン酸2、イソニトリル3及びアルデヒド4を、いわゆるUgi反応で5に縮合する(工程a;典型的な手順は、例えば、Gross & Meienhoferによる“The Peptides”vol.2, Academic Press N.Y., 1980, pp365-381に見出される)。次に、適切な試薬(例えば、PPh3)との分子内Staudinger反応において、アジドビスアミド5をベンゾイミダゾール6に変換する。置換基R1が、エステル官能基を含む例では、エステル官能基を塩基性(例えば、極性溶媒(例えば、メタノール、水もしくはTHF、又は前記溶媒の混合物)中で、メチル又はエチルエステルと水酸化リチウムで)、又は酸性条件下で(例えば、THF中の濃塩酸、又はメタノール中のギ酸を用いて、tert−ブチルエステルで)開裂して、最終化合物IAを得ることができる(工程c)。場合によりベンゾイミダゾール 6を強塩基(例えば、NaH又はLiHMDA)で脱プロトン化し、続いてアルキル化剤R2−X(Xは、典型的な脱離基、例えば、Cl、Br、I、SO2アルキル、SO2フルオロアルキル、SO2アリールである)で処理することにより、N−アルキル化することができる(工程d)。得られた化合物7では、誘導体6の場合と同様に、エステル基を工程cに記載されたとおり開裂することができる。ビルディングブロック2〜4の多く、特にカルボン酸 2は、市販されている。市販されていない場合、文献に記載された手順及び典型的には当業者に公知の手順を用いて、それを市販の出発原料から製造してもよい。イソニトリル 3は、例えば、適切な試薬(例えば、ホスゲン、POCl3又はMe2N=CH+ClCl−)を用いて対応するホルムアミドR1−N−CHOを脱水することにより、得ることができる。アルデヒド 4は、例えば、適切な酸化剤(例えば、テトラプロピルアンモニウムペルルテナート(VII))で酸化することにより、対応するアルコールから製造することができる。2−アジドアリールアミン 1は、通常、対応する2−アミノアリールカルボン酸から三段階で製造されるが、まずそれを適切な溶媒(例えば、メタノール)中でNaNO2によりジアゾ化し、続いて適切なアジ化物塩(例えば、NaN3)で処理することにより、2−アジドアリールカルボン酸に変換する。その後、得られた2−アジドアリールカルボン酸を、適切な試薬(例えば、トリエチルアミンなどの塩基の存在下でのクロロギ酸エチル)で活性化し、続いてアジドアニオンの適切な供給源(例えば、アジ化ナトリウム)で処理することにより、2−アジドアリールカルボン酸から得られた2−アジドアリールカルボン酸アジドをCurtius転位に供して1に変換する。あるいは、2−アジドアリールカルボン酸を適切な試薬(例えば、トリエチルアミンなどの塩基の存在下でのクロロギ酸エチル)で活性化し、続いてアンモニアで処理することにより得られた2−アジドアリールカルボキシアミドを介して、2−アジドアリールアミン 1を製造することができる。このアミドを、適切な試薬(例えば、NaOBr)での処理により、いわゆるHofmann転位で1に変換する。]
[0072] 出発原料又は式(I)で示される化合物のうちの1種が、一つ以上の反応ステップの反応条件下で安定していないか又は反応性のある官能基を1個以上含む場合、当該技術分野で周知の方法を利用して、重要なステップの前に、適切な保護基(例えば、T. W. Greene and P. G. M. Wuttsによる”Protective Groups in Organic Chemistry” 2nd Ed., 1991, Wiley, N. Y. に記載されたもの)を導入することができる。そのような保護基は、文献に記載された標準法を用いて、合成の後期段階で除去することができる。]
[0073] 化合物(1)、(2)、(3)又は(4)が、不斉中心を含む場合、化合物(I)をジアステレオマー又は鏡像異性体の混合物として得ることができ、それを当該技術分野で周知の方法(例えば、(キラル)HPLC又は結晶化)により分離することができる。ラセミ化合物は、例えば、光学的に純粋な酸での結晶化によりジアステレオマー塩を介して、又はキラル吸着剤もしくはキラル溶離液のいずれか一方を用いた特異的クロマトグラフィー法による対掌体の分離により、対掌体に分離することができる。]
[0074] 式(I)で示される化合物の別の製造アプローチを、以下のスキームに例示する。]
[0075] ]
[0076] 一般式(I)で示される化合物は、スキーム2に記載されたとおり製造することもできる。このアプローチでは、モノboc−保護オルトアリーレンジアミン8、カルボン酸2、イソニトリル3、及びアルデヒド4を、有機溶媒(例えば、メタノール)中、酸(例えば、HCl)の存在下、再度Ugi縮合でビスアミド9に縮合する(工程a)。ビスアミド 9をTFAで脱保護して、所望のベンゾイミダゾール6に環化させる(工程b)。中間体9がエステル官能基を含む場合、これをスキーム1に記載されたとおり開裂して、式IAで示される化合物を得ることができる。場合により、中間体 9を上記のとおりN−アルキル化して(工程c)、中間体 7を得、それもスキーム1に記載された条件を利用して式IBで示される化合物に変換することができる。このアプローチに適用可能な典型的手順は、Tempest et alによりTet. Lett. 2001, 42, 4959-4962及び4963-4968に、又はZhang et al によりTet. Lett. 2004, 45, 6757-6760に記載された。モノboc−保護オルトアリーレンジアミン 1は、市販されるか、又は有機溶媒(例えば、THF)中、塩基(例えば、ジイソプロピルエチルアミン)の存在下、ジ−tert−ブチルジカルボナートで処理することにより、対応する非保護ジアミンから製造してもよい。]
[0077] 所望なら、又は必要ならば、当業者に公知の典型的な標準的手順(例えば、LiAlH4を用いて−CO2アルキルを−CH2OHに還元すること、−CO2アルキルを−CO2Hに加水分解し、場合により続いてアミドに変換すること、アミノ基をアシル化すること)を用いて、I中に存在する官能基(例えば、−CO2アルキル、アミノ基、シアノ基など)を他の官能基に誘導体化してもよい。]
[0078] 出発原料又は式(I)で示される化合物のうちの1種が、一つ以上の反応ステップの反応条件下で安定していないか又は反応性のある官能基を1個以上含む場合、当該技術分野で周知の方法を利用して、重要なステップの前に、適切な保護基(例えば、T. W. Greene and P. G. M. Wuttsによる”Protective Groups in Organic Chemistry” 2nd Ed., 1991, Wiley, N. Y. に記載されたもの)を導入することができる。そのような保護基は、文献に記載された標準法を用いて、合成の後期段階で除去することができる。]
[0079] 化合物(2)、(3)、(4)、(6)、(7)又は(9)が、不斉中心を含む場合、化合物(I)をジアステレオマー又は鏡像異性体の混合物として得ることができ、それを当該技術分野で周知の方法(例えば、(キラル)HPLC又は結晶化)により分離することができる。ラセミ化合物は、例えば、光学的に純粋な酸での結晶化によりジアステレオマー塩を介して、又はキラル吸着剤もしくはキラル溶離液のいずれか一方を用いた特異的クロマトグラフィー法による対掌体の分離により、対掌体に分離することができる。]
[0080] 先に示されたスキーム中の工程a及びbの後、又は工程a、b及びcの後に(I)中に存在するR1を、一つ又は一連の反応ステップを用いて、他のR1に変換、又はR1で置換してもよい。2つの可能な例を、以下に示す。]
[0081] a)R1=CH2Phを、例えば脱ベンジル化条件を利用して(例えば、活性炭粉末/Pd(0)などの触媒の存在下、メタノールなどの溶媒中で水素化分解して)除去してもよく、例えば、得られたCONHR2を強塩基(例えば、LiHMDA)で脱プロトン化し、アルキル化剤R1−X(Xは、典型的な脱離基、例えば、Cl、Br、I、SO2アルキル、SO2フルオロアルキル、SO2アリールであり、R1は、C1〜10−アルキル、低級アルコキシ低級アルキル、低級アルコキシカルボニル低級アルキル、シクロアルキル、シクロアルキル低級アルキル、アリール低級アルキル、ジアリール低級アルキル、ヘテロアリール低級アルキル、又はヘテロシクリル低級アルキルである)で処理するか、又はPd(II)で促進したR1−X(R1は、アリール又はヘテロアリールであり、そしてXは、Cl、Br、I又はOSO2CF3である)とのカップリングにより、新しいR1を導入することができる。]
[0082] b)適切な条件(例えば、NaOH又はLiOHの存在下、イソプロパノール中での加熱)を利用して、(I)の−CR3CONR1R2−部分の、−CR3COOHへのアミドリシスを実行してもよい。その後、アミンHNR1R2及び典型的なペプチドカップリング試薬(例えば、EDCI、DCC又はTPTU)を用いて、新しいアミド結合を形成させることができる。]
[0083] 一つ以上の反応ステップの反応条件下で安定でないか又は反応性のある、(I)又は任意の中間体に存在する官能基を、当該技術分野で周知の方法を利用して、重要なステップの前に、適切な保護基(例えば、T. W. Greene and P. G. M. Wuttsによる”Protective Groups in Organic Chemistry” 2nd Ed., 1991, Wiley, N. Y. に記載されたもの)で保護することができる。そのような保護基は、文献に記載された標準法を用いて、合成の後期段階で除去することができる。]
[0084] ]
[0085] Ugi反応生成物のアミドリシスの別の方法は、ベンゾイミダゾール(例えば、10)を、酢酸と無水酢酸との混合物中で亜硝酸ナトリウムで処理して、中間体であるジアゾ化反応生成物を得、それを転位した後でアルカリ金属水酸化物(例えば、LiOH、NaOH,KOH)と過酸化水素との混合物と反応させることにより、対応する遊離カルボン酸11に開裂することができる(スキーム3、工程a;E. H. White J. Am. Chem. Soc. 1955, 77, 6011-6014, D. A: Evans, P. H. Carter, C. J. Dinsmore, J. C. Barrow, J. L. Katz, D. W. Kung Tetrahedron Lett. 1997, 38, 4535-4538参照)。アミド開裂反応は、用いうるアミドの性質に関連して広範囲であり、決してベンジルアミドのみに限定されない。Ugi反応ステップでキラル酸を用いると、ジアステレオ異性体が形成されるが、それらはアミド 10又は遊離酸11のいずれか一方のステップで通常のシリカによる標準的クロマトグラフィーにより分離可能となりうる。あるいはキラル酸 11を、当業者に公知の標準法(例えば、キラルアミンを用いた結晶化又はキラルクロマトグラフィー)により分割することができる。]
[0086] 式(I)で示される化合物の別のアプローチを、以下のスキーム4に例示する。]
[0087] ]
[0088] 一般式IA及びIBで示される化合物は、スキーム4により製造することもできる。一般構造13のベンゾイミダゾール(市販されるか、又は例えば、適宜置換されているフェニレンジアミン12とアリールカルボン酸2との反応により入手できる、工程a)を、例えば、適切な溶媒(例えば、N,N’−ジメチルホルムアミド)及び適切な塩基(例えば、炭酸セシウム)中、2−ブロモ(又は他の脱離基、例えば、OSO2アルキル、OSO2フルオロアルキル、OSO2アリールなど)−アルキル酢酸エステル14でアルキル化して、中間体12(R9は、メチル、エチル又はtert−ブチルなどのアルキル基を表す)を得ることができる。スキーム1に記載されたのと同じ条件を利用してエステル官能基を開裂すると、酸中間体 15が得られる。中間体 11を場合により置換されているシクロアルキル/アリールアミン(市販されるか、又は参考文献に記載された方法もしくは当該技術分野で公知の方法により入手できる)でアミドカップリングして、化合物 6を得る(工程d)。この種のアミドカップリングは、文献(例えば、Comprehensive Organic Transformations: A Guide to Functional Group Preparations, 2nd Edition, Richard C. Larock. John Wiley & Sons, New York, NY. 1999)に広く記載されており、適切な溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)又はジオキサン)中、場合により塩基(例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン又は4−(ジメチルアミノ)ピリジン)の存在下、カップリング試薬(例えば、N,N’−カルボニルジイミダゾール(CDI)、1−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール(HOBT)又はO−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(TBTU))を使用することにより実行することができる。あるいは、中間体 11を場合により溶媒(例えば、ジクロロメタン)中で例えば塩化チオニルで処理してその酸塩化物に変換し、その酸塩化物を適切な溶媒(例えば、ジクロロメタン)及び塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジンジイソプロピルエチルアミン又は4−(ジメチルアミノ)ピリジン)中で、場合により置換されているシクロアルキル/アリールアミンと反応させることにより、中間体 6を得ることができる。中間体 6の、一般式IA及びIBで示される化合物への変換は、先のスキームに記載されたとおり実行することができる。]
[0089] テトラゾールを様々な標準的手順により合成しうることは、当業者に公知である。例えば有機ニトリルを、適切な溶媒(例えば、DMF、DMSO、N−メチルピロリジン又はトルエン)中でアジ化ナトリウム及び塩化アンモニウム又は塩化トリアルキル−もしくはテトラアルキル−アンモニウムと反応させて、テトラゾールを得ることができる。あるいは、適切な溶媒(例えば、トルエン)中の有機アジド(例えば、有機−スズ、−ケイ素、−ホウ素及び−アルミニウムアジド、例えばトリアルキルスズ−又はトリメチルシリル−アジド)を、ニトリルと反応させて、テトラゾールを形成させることができる。これらの反応の幾つかでは、高温(例えば、溶媒の沸点)が必要となる場合がある。テトラゾールの別の製造方法は、アルキル−又はアリールニトリルを、溶媒(ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド又は水など)中、Lewis酸(例えば、三フッ化ホウ素又は臭化亜鉛)の存在下、0℃〜溶媒の沸点の温度で、アジ化ナトリウムと反応させることを含む。]
[0090] テトラゾールの好ましい製造方法は、式6及び7で示されるニトリル基含有誘導体(スキーム1〜4に記載されたとおり製造)を、適切な溶媒(例えば、キシレン)中、高温で、好ましくは溶媒の沸点で、アジ化ナトリウム及びトリアルキルアンモニウム塩(例えば、トリエチルアンモニウム塩酸)と反応させることを含む(Didier:我々が好ましい方法を明記する必要があるかについては不明である(これは、我々がこれまで利用してきた合成にすぎない)。もし必要でなければ、特に技術的方法及び製造に関して、別の方法がより良好である/より適している可能性があるかを考慮しない)。]
[0091] 式6又は7で示される化合物が、不斉中心を含む場合、化合物(I)をジアステレオマー又は鏡像異性体の混合物として得ることができ、それを当該技術分野で周知の方法(例えば、(キラル)HPLC又は結晶化)により分離することができる。ラセミ化合物は、例えば、光学的に純粋な酸での結晶化によりジアステレオマー塩を介して、又はキラル吸着剤もしくはキラル溶離液のいずれか一方を用いた特異的クロマトグラフィー法による対掌体の分離により、対掌体に分離することができる。テトラゾール形成ステップは、6又は7型のキラル又はアキラルベンゾイミダゾールで実施することができる。]
[0092] テトラゾール形成反応の条件下で安定でないか又は反応性のある、(I)又は任意の中間体に存在する官能基を、当該技術分野で周知の方法を利用して、重要なステップの前に、適切な保護基(例えば、T. W. Greene and P. G. M. Wuttsによる”Protective Groups in Organic Chemistry” 2nd Ed., 1991, Wiley, N. Y. に記載されたもの)で保護することができる。そのような保護基は、文献に記載された標準法を用いて、合成の後期段階で除去することができる。]
[0093] ]
[0094] 製造が実施例に記載されていない場合は、式(I)で示される化合物及び全ての中間体生成物を、先に示されたものと類似の方法又は先に示された方法により製造することがきる。出発原料は、市販されるか、又は当該技術分野で公知である。]
[0095] 上記のとおり、新規な本発明の化合物は、FXRと結合し、それを選択的に活性化させることが見いだされた。それゆえそれらを、FXRアゴニストにより調節される疾患及び病状の治療又は予防に用いることができる。「FXRアゴニストにより調節される疾患(及び病状)」としては、脂質及びコレステロールレベル上昇、特に、高LDL−コレステロール、高トリグリセリド、低HDL−コレステロール、脂質代謝異常症、アテローム硬化症、糖尿病、特にインスリン非依存性糖尿病、代謝症候群、コレステロール胆石症、肝臓の胆汁うっ滞/線維症、コレステロール吸収の疾患、癌、特に胃腸癌、骨粗鬆症、末梢血管閉塞性疾患、虚血発作、パーキンソン病並びにアルツハイマー病が挙げられる。FXRアゴニストにより調節される好ましい疾患(及び病状)は、高LDL−コレステロールレベル、高トリグリセリド、脂質代謝異常症、コレステロール胆石症、癌、インスリン非依存性糖尿病及び代謝症候群の予防又は治療である。FXRアゴニストにより調節される特に好ましい疾患は、高LDLコレステロールレベル、高トリグリセリドレベル及び脂質代謝異常症である。]
[0096] それゆえ本発明は、上記と同義の化合物、並びに薬学的に許容しうる担体及び/又は佐剤を含む医薬組成物にも関する。]
[0097] 本発明は、同様に、治療活性物質として、特に、FXRアゴニストにより調節される疾患の治療又は予防のための治療活性物質として、特に、脂質及びコレステロールレベル上昇、高LDL−コレステロール、高トリグリセリド、低HDL−コレステロール、脂質代謝異常症、アテローム硬化症、糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、代謝症候群、コレステロール胆石症、肝臓の胆汁うっ滞/線維症、コレステロール吸収の疾患、癌、胃腸癌、骨粗鬆症、末梢血管閉塞性疾患、虚血発作、パーキンソン病並びに/又はアルツハイマー病の治療又は予防のための治療活性物質として使用される、上記の化合物を包含する。]
[0098] 別の好ましい実施態様において、本発明は、上記と同義の化合物をヒト又は動物に投与することを含む、FXRアゴニストにより調節される疾患の治療的又は予防的処置、特に、脂質及びコレステロールレベル上昇、高LDL−コレステロール、高トリグリセリド、低HDL−コレステロール、脂質代謝異常症、アテローム硬化症、糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、代謝症候群、コレステロール胆石症、肝臓の胆汁うっ滞/線維症、コレステロール吸収の疾患、癌、胃腸癌、骨粗鬆症、末梢血管閉塞性疾患、虚血発作、パーキンソン病並びにアルツハイマー病の治療的又は予防的処置の方法に関する。]
[0099] 本発明は、FXRアゴニストにより調節される疾患の治療的又は予防的処置のため、特に、脂質及びコレステロールレベル上昇、高LDL−コレステロール、高トリグリセリド、低HDL−コレステロール、脂質代謝異常症、アテローム硬化症、糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、代謝症候群、コレステロール胆石症、肝臓の胆汁うっ滞/線維症、コレステロール吸収の疾患、癌、胃腸癌、骨粗鬆症、末梢血管閉塞性疾患、虚血発作、パーキンソン病並びにアルツハイマー病の治療的又は予防的処置のための、上記と同義の化合物の使用も包含する。]
[0100] 本発明は、FXRアゴニストにより調節される疾患の治療的又は予防的処置のため、特に、脂質及びコレステロールレベル上昇、高LDL−コレステロール、高トリグリセリド、低HDL−コレステロール、脂質代謝異常症、アテローム硬化症、糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、代謝症候群、コレステロール胆石症、肝臓の胆汁うっ滞/線維症、コレステロール吸収の疾患、癌、胃腸癌、骨粗鬆症、末梢血管閉塞性疾患、虚血発作、パーキンソン病並びにアルツハイマー病の治療的又は予防的処置のための医薬を製造するための、上記の化合物の使用にも関する。そのような医薬は、上記の化合物を含む。]
[0101] 以下の試験は、式(I)で示される化合物の活性を測定するために実施した。結合アッセイの背景情報は、Nichols J S et al. "Development of scintillation proximity assay for peroxisome proliferator-activated receptor gamma ligand binding domain", (1998) Anal. Biochem. 257:112-119に見出すことができる。]
[0102] 細菌及びホ乳類発現ベクターを、ヒトFXR(aa193〜473)のリガンド結合ドメイン(LBD)に融合したグルタチオン−s−トランスフェラーゼ(GST)及びGal4DNA結合ドメイン(GAL)蛋白質を産生するように構築した。これを実行するために、FXR LBDをコード化する配列の一部をポリメラーゼ鎖反応(PCR)により全長クローンから増幅し、その後、プラスミドベクターにサブクローニングした。最終的なクローンを、DNA配列解析により確認した。]
[0103] GST−LBD融合蛋白質の導入、発現、及び次の精製を、標準法により大腸菌(E.coli)菌株BL21(pLysS)細胞で実施した(Current Protocols in Molecular Biology, Wiley Press, ed. Ausubel et al)。]
[0104] 放射性リガンド結合アッセイ
試験物質の、FXRリガンド結合ドメインへの結合を、放射性リガンド交換アッセイで評価した。アッセイは、50mM Hepes(pH7.4)、10mM NaCl、5mM MgCl2からなる緩衝液中で実施した。96穴プレートの各反応ウェルで、GST−FXR LBD融合蛋白質40nMを、最終容積50μl中のグルタチオンケイ酸イットリウムSPAビーズ(Pharmacia Amersham)10μgに、振とうにより結合させた。2,N−ジシクロヘキシル−2−[2−(2,4−ジメトキシフェニル)ベンゾイミダゾール−1−イル]アセトアミドの放射性リガンド(例えば40nM)を添加し、反応物を試験物質の存在下、室温で30分間インキュベートし、次にシンチレーション近接カウントを実施した。結合アッセイは全て、96穴プレートで実施し、Packard TopCountでOptiPlates(Packard)を用いて、結合したリガンドの量を測定した。用量反応曲線を、6×10-9M〜2.5×10-5Mの濃度範囲で作成した。]
[0105] ルシフェラーゼ転写レポータ遺伝子アッセイ
ベビーハムスター腎臓細胞(BHK21ATCCCCL10)を、10% FBSを含むDMEM培地中で、95%O2/5%CO2雰囲気下、37℃で増殖させた。細胞を105個/ウェルの密度で6穴プレートに播種し、その後、pFA−FXR−LBD又は発現プラスミド+レポータプラスミドでトランスフェクトした。Fugene6試薬(Roche Molecular Biochemicals)を用い、提示されたプロトコルに従って、トランスフェクションを実施した。トランスフェクションの6時間後に、トリプシン処理により細胞を回収し、104細胞/ウェルの密度で96穴プレートに播種した。24時間細胞を付着させた後に、培地を除去して、試験物質又は対照リガンドを含むフェノールレッド不含培地(最終的なDMSO濃度:0.1%)100μlに交換した。細胞を物質と共に24時間インキュベートした後、上清50μlを廃棄し、その後、Luciferase Constant-Light Reagent(Roche Molecular Biochemicals)50μlを添加して細胞を溶解し、ルシフェラーゼ反応を開始させた。ルシフェラーゼ活性の指標である発光を、Packard TopCountで検出した。試験物質の存在下での転写活性を、その物質の非存在下でインキュベートした細胞のそれと比較して、発光の倍率変化として表した。XLfitプログラム(ID Business Solutions Ltd. 英国)を用いて、EC50値を計算した。]
[0106] 式(I)で示される化合物は、上記アッセイの少なくとも一方(EC50又はIC50)において、好ましくは0.5nM〜10μM、より好ましくは0.5nM〜100nMの範囲の活性を有する。]
[0107] 例えば、以下の化合物は、上記の結合アッセイにおいて、以下のIC50値を示した。]
[0108] ]
[0109] 式(I)の化合物及びそれらの薬学的に許容される塩は、医薬として、例えば、経腸、非経口又は局所投与の医薬製剤の形態で使用することができる。これらは、例えば、経口的に、例としては錠剤、コーティング剤、糖衣剤、硬及び軟ゼラチンカプセル剤、液剤、乳剤又は懸濁剤の剤形で、経腸的に、例としては坐剤の剤形で、非経口的に、例としては注射用液剤又は輸液の剤形で、或いは局所的に、例としては軟膏剤、クリーム剤又は油剤の剤形で投与することができる。経口投与が好ましい。]
[0110] 医薬製剤の製造は、記載された式(I)及びそれらの薬学的に許容されうる塩を、場合により他の治療上価値のある物質と組み合わせて、適切な非毒性で不活性な治療上適合性のある固体又は液体担体材料、及び所望であれば通常の医薬佐剤と一緒にガレヌス製剤の投与形態にする、当業者に周知である方法により実施できる。]
[0111] 適切な担体材料は、無機担体材料のみならず、有機担体材料でもある。したがって、例えば、乳糖、トウモロコシデンプン又はその誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩を、錠剤、コーティング錠、糖衣錠及び硬ゼラチンカプセル剤の担体材料として使用できる。軟ゼラチンカプセル剤に適切な担体材料は、例えば、植物油、ロウ、脂肪、ならびに半固形及び液状ポリオールである(しかし活性物質の性質によっては、軟ゼラチンカプセル剤の場合には、担体を必要としないこともある)。液剤及びシロップ剤の製造に適切な担体材料は、例えば、水、ポリオール、ショ糖、転化糖等である。注射剤に適切な担体材料は、例えば、水、アルコール、ポリオール、グリセロール及び植物油である。坐剤に適切な担体材料は、例えば、天然油又は硬化油、ロウ、脂肪、及び半液体又は液体ポリオールである。局所用製剤に適切な担体材料は、グリセリド、半合成及び合成グリセリド、硬化油、液体ロウ、流動パラフィン、液体脂肪アルコール、ステロール、ポリエチレングリコール及びセルロース誘導体である。]
[0112] 通常の安定剤、防腐剤、湿潤剤及び乳化剤、稠度向上剤、風味向上剤、浸透圧を変化させる塩、緩衝物質、可溶化剤、着色剤及びマスキング剤、ならびに酸化防止剤が医薬佐剤として考慮される。]
[0113] 式(I)の化合物の用量は、制御されるべき疾患、患者の年齢及び個別の状態、ならびに投与形態に応じて広範囲に変更でき、当然それぞれの特定の症例における個別の要件に適合されるであろう。成人患者では、約1〜約1000mg、特に約1〜約300mgの1日量が考慮される。疾患の重篤度および正確な薬物動態学的プロフィールに応じて、化合物を、単回または複数回の一日投与量、例えば、1〜3の投与単位で投与することができる。]
[0114] 医薬製剤は、好都合には、式(I)の化合物を約1〜500mg、好ましくは1〜100mg含有する。]
[0115] 下記の実施例は、本発明を更に詳細に説明するために役立つ。しかし、これらは本発明の範囲をどのようにも制限することを意図しない。]
[0116] 実施例
略語:
DCM=ジクロロメタン、DIPEA=N,N’−ジイソプロピルエチルアミン、DMF=ジメチルホルムアミド、HATU=2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムへキサフルオロホスファート、HCl=塩化水素、HPLC=高圧液体クロマトグラフィー、LiOH=水酸化リチウム、MPLC=中圧液体クロマトグラフィー、NaHCO3=炭酸水素ナトリウム、rt=室温、SiO2=シリカゲル]
[0117] 概説
反応は、必要に応じて、窒素又はアルゴン雰囲気下で実施された。]
[0118] 実施例1
3−クロロ−4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸
標記化合物を、塩化チオニル5ml中の[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル酢酸(200mg、0.46mmol)を80℃に4時間加熱することにより調製した。溶媒を蒸発させ、残留物をジクロロメタンに取った。4−アミノ−3−クロロ−安息香酸メチルエステル(85mg、0.46mmol)を加え、反応混合物を室温で一晩撹拌した。粗生成物を1M NaHCO3の溶液の添加により処理し、水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、MgSO4で乾燥させ、蒸発乾固した。残留物をメタノール(3ml)に取り、1N NaOH(1ml)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌し、溶媒を蒸発させ、生成物を、分取HPLCを通して単離した。MS(ES+):560(M+H)。]
[0119] 中間体
a) [2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸
メタノール(15mL)中の(2−アミノ−4,5−ジフルオロ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(1.0g、4.1mmol)の溶液に、シクロヘキサンカルバルデヒド(0.82mL、6.14mmol、1.5当量)、6−クロロ−ニコチン酸(0.665g、4.1mmol、1.0当量)及びイソシアノメチル−ベンゼン(0.48mL、10.24mmol、1.0当量)を加え、室温で16時間撹拌した。ジオキサン(10mL)中の4M HClの溶液を加え、反応混合物を室温で3時間撹拌した。溶液を減圧下で蒸発させることにより濃縮し、1M NaHCO3の溶液の添加によりpHを9に調整し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相をMgSO4で乾燥させ、減圧下で蒸発させることにより濃縮した。粗物質を無水酢酸(40ml)と酢酸(20ml)の混合物に溶解し、0℃に冷却した。亜硝酸ナトリウム(7.4g、107mmol)を少量ずつ加えた。添加後、反応物を室温に温め、3時間撹拌した。溶液を減圧下で蒸発させることにより濃縮し、1M NaHCO3の溶液の添加によりpHを9に調整し、水層を酢酸エチルで抽出した。得られた褐色の油状物をTHF:水(3:1、20mL)の混合物に取り、過酸化水素(10mL、水中の30%溶液)中のLiOH(2.1g、48.7mmol)の予め調製した溶液を滴下した。混合物を室温で30分間撹拌した。溶液を減圧下で蒸発させることにより濃縮し、酢酸の添加によりpHを4に調整し、水層を酢酸エチルで抽出した。中間体を更には精製しないが、粗物質として更なる改変のために使用した。MS(ES−):404(M−H)。]
[0120] b) (2−アミノ−4,5−ジフルオロ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
4,5−ジフルオロ−2−ニトロ−フェニルアミン(6.0g、34mmol、1当量)を、THF(100mL)中の二炭酸ジ−tert−ブチル(14.8g、68mmol、2当量)及びDMAP(211mg、0.2mmol、0.05当量)の溶液に加え、混合物を室温で72時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗生成物を酢酸エチル及びNaHCO3水溶液から抽出した。残留物をDCMに取り、0℃に冷却した。トリフルオロ酢酸(7.75g、68mmol、2当量)をゆっくりと加え、混合物を0℃で48時間撹拌した。2N NaOHを加え、pHを7に調整した。有機層を分離し、蒸発させた。残留物を、酢酸エチルに取り、生成物をNaHCO3水溶液から抽出した。中間体をKieselgelクロマトグラフィーを通して単離した。4.28g(16mmol、1当量)をDMF(50ml)に溶解し、飽和NH4Cl溶液13mlを加えた。亜鉛(Zink)粉末(5.1g、78mmol、5当量)を加え、懸濁液を80℃で30分間、室温で更に2時間撹拌した。残留固体を濾別し、有機層を蒸発させた。生成物を酢酸エチル及びNaHCO3水溶液から抽出し、Kieselgelクロマトグラフィーを通して更に精製した。]
[0121] 実施例2
6−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−ニコチン酸
標記化合物を、実施例1と同様にして、4−アミノ−3−メチル−安息香酸メチルエステルを6−アミノ−ニコチン酸メチルエステルに代えて調製した。MS(ES+):527(M+H)。]
[0122] 実施例3
4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸
標記化合物を、実施例1と同様にして、4−アミノ−3−クロロ−安息香酸メチルエステルを4−アミノ−3−フルオロ−安息香酸メチルエステルに代えて調製した。MS(ES+):544(M+H)。]
[0123] 実施例4
4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸
標記化合物を、実施例1と同様にして、4−アミノ−3−フルオロ−安息香酸メチルエステルを4−アミノ−3−メチル−安息香酸メチルエステルに代えて調製した。MS(ES+):540(M+H)。]
[0124] 実施例5
(−)−3−クロロ−4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸
標記化合物を、実施例1と同様にして、キラル分取HPLCにより立体異性体の分割を行って調製した。MS(ES+):560(M+H)。]
[0125] 実施例6
(+)−3−クロロ−4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸
標記化合物を、実施例1と同様にして、キラル分取HPLCにより立体異性体の分割を行って調製した。MS(ES+):560(M+H)。]
[0126] 中間体
trans−4−イソシアノ−シクロヘキサンカルボン酸メチルエステル
trans−4−アミノ−シクロヘキサンカルボン酸メチルエステル塩酸塩(2g、10.3mmol)を、DMF(10ml)とDIPEA(2ml)の混合物に溶解した。ギ酸エチル(5ml、62mmol)を加え、混合物を75℃に一晩加熱した。溶媒を蒸発させ、粗生成物を酢酸エチルから抽出した。褐色の油状物を得た。MS(ES+):186(M+H)。粗物質をジクロロメタン(15ml)に溶解した。トリエチルアミン(1.5ml)を加え、反応混合物を0℃に冷却した。トリホスゲン(470ml、1.6mmol)を、ジクロロメタン(4ml)に溶解し、反応混合物に滴下した。これを室温に温め、1時間撹拌した。生成物を、酢酸エチルを溶離剤として使用するKieselgelクロマトグラフィーを直接通して単離した。中間体を更なる特徴付けをせずに使用した。]
[0127] 実施例7
trans−4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸
メタノール(4mL)中の(2−アミノ−4,5−ジフルオロ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(0.2g、0.82mmol)の溶液に、シクロヘキサンカルバルデヒド(0.16mL、1.22mmol、1.5当量)、6−クロロ−ニコチン酸(0.13g、0.82mmol、1.0当量)及びtrans−4−イソシアノ−シクロヘキサンカルボン酸メチルエステル(0.137mg、0.82mmol、1.0当量)を加え、室温で16時間撹拌した。ジオキサン(4mL)中の4M HClの溶液を加え、反応混合物を室温で3時間撹拌した。溶液を減圧下で蒸発させることにより濃縮し、1M NaHCO3の溶液の添加によりpHを9に調整し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相をMgSO4で乾燥させ、減圧下で蒸発させることにより濃縮した。粗物質をメタノール(15ml)に溶解し、NaOH(5ml)及びDMF(1ml)を加え、混合物を50℃に一晩加熱した。pHを4に調整した。明褐色の固体が現れ、それを分取HPLCにより更に精製した。MS(ES+):532(M+H)。]
[0128] 実施例8
2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−(trans−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド
DCM(5mL)中のシクロヘキシル−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−酢酸(300mg、0.70mmol、1.0当量)の溶液に、トリエチルアミン(142.1mg、194.7μL、1.39mmol、2.0当量)及びHATU(341.6mg、0.90mmol、1.3当量)を加え、混合物を40℃で撹拌した。15分間後、trans−4−アミノ−シクロヘキサノール塩酸塩(137.04mg、0.90mmol、1.3当量;[CASRN 50910−54−8])を加え、撹拌を50℃で2時間続けた。溶媒混合物を減圧下で除去し、ヘプタン/酢酸エチルの勾配で溶離するMPLCシステム(CombiFlash Companion, Isco Inc.)を使用するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物0.33g(90%)を得た。MS(ES+):529(M+H)。]
[0129] 中間体
a) N−ベンジル−2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセトアミド
メタノール(30mL)中の(2−アミノ−4,5−ジフルオロ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(2.50g、10.24mmol、1.0当量;実施例1、中間体b)の溶液に、シクロヘキサンカルバルデヒド(1.15g、1.23mL、10.24mmol、1.0当量;[2043−61−0])を加え、混合物を室温で撹拌した。30分間後、2,6−ジメトキシ−ニコチン酸(1.88g、10.24mmol、1.0当量;[CASRN 16727−43−8])及びイソシアノメチル−ベンゼン(1.20g、1.25mL、10.24mmol、1.0当量;[931−53−3])を加え、撹拌を室温で2時間続けた。ジオキサン(20mL)中の4M HClの溶液を加え、反応混合物を室温で一晩撹拌した。溶液を減圧下で蒸発させることにより濃縮し、1M NaHCO3の溶液の添加によりpHを9に調整し、水層をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相をMgSO4で乾燥させ、減圧下で蒸発させることにより濃縮した。粗物質を、シリカカラムクロマトグラフィーによりヘプタン/酢酸エチルの勾配で溶離するMPLCシステム(CombiFlash Companion, Isco Inc.)を使用して精製して、標記化合物3.57g(60%)を得た。MS(ES+):522(M+H)。]
[0130] b)シクロヘキシル−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−酢酸
酢酸(25mL)と無水酢酸(50mL)の混合物中のN−ベンジル−2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセトアミド(3.50g、6.72mmol、1.0当量)の溶液に、亜硝酸ナトリウム(10.20g、147.91mmol、22.0当量)を1時間以内に少量ずつ加えた。反応混合物を室温に温まるにまかせながら一晩撹拌した。溶液を減圧下で蒸発させることにより濃縮し、1M NaHCO3の溶液の添加によりpHを9に調整し、水層をジエチルエーテルで抽出した。合わせた有機相をMgSO4で乾燥させ、減圧下で蒸発させることにより濃縮した。粗物質を、THF:水(3:1、40mL)の混合物に取り、過酸化水素(15.24g、13.73mL、134.46mmol、20.0当量;水中の30%溶液)中のLiOH(1.61g、67.23mmol、10.0当量)の予め調製した溶液を加え、室温で30分間撹拌した。溶液を減圧下で蒸発させることにより濃縮し、1M HClの添加によりpHを4に調整し、水層ジエチルエーテルで抽出した。合わせた有機相をMgSO4で乾燥させ、減圧下で蒸発させることにより濃縮した。ジクロロメタン/メタノールの勾配で溶離するMPLCシステム(CombiFlash Companion, Isco Inc.)を使用するシリカカラムクロマトグラフィーによる精製により標記化合物1.67g(57%)を得た。MS(ES+):432(M+H)。]
[0131] 実施例9
(+)−2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−(trans−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド
標記化合物を、実施例8にしたがって、エタノール/ヘプタンの勾配で溶離するキラル分取HPLC(Chiralpak-ADカラム)により立体異性体の分割を行って調製した。MS(ES+):530(M+H)。]
[0132] 実施例10
trans−4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸
アセトニトリル/水(2:1、5mL)の混合物中の4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル(350mg、0.60mmol、1.0当量)の溶液に、6MNaOH水溶液(0.3mL、1.80mmol、3.0当量)の溶液を加え、反応混合物をマイクロ波照射により100℃に30分間加熱した。溶媒を減圧下で除去し、粗反応混合物を1M HClの溶液の添加によりpH=3に調整し、水層をジクロロメタン/イソプロパノール(4:1)の混合物で抽出した。合わせた有機相をMgSO4で乾燥させ、減圧下で蒸発させることにより濃縮し、粗物質をジクロロメタン/メタノールの勾配で溶離するショートシリカカラムで精製することにより、標記化合物0.31g(93%)を得た。MS(ES+):558(M+H)。]
[0133] 中間体
4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
標記化合物を、実施例8と同様にして、trans−4−アミノ−シクロヘキサノール塩酸塩をtrans−4−アミノ−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル([CASRN 1678−68−8])に代えて調製した。MS(ES+):585(M+H)。]
[0134] 実施例11
(+)−trans−4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸
標記化合物を、実施例10にしたがって、エタノール(+0.5%ギ酸)/ヘプタンの勾配で溶離するキラル分取HPLC(Chiralpak-ADカラム)により立体異性体の分割を行って調製した。MS(ES+):557(M+H)。]
[0135] 実施例12
4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸
標記化合物を、実施例10と同様にして調製し、続いてアセトニトリル/水の勾配で溶離する逆相分取HPLCで精製した。MS(ES+):566(M+H)。]
[0136] 中間体
4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸メチルエステル
標記化合物を、実施例8と同様にして、trans−4−アミノ−シクロヘキサノール塩酸塩を4−アミノ−3−メチル−安息香酸メチルエステル([CASRN 18595−14−7])に代えることにより調製した。MS(ES+):579(M+H)。]
[0137] 実施例13
4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸
標記化合物を、実施例10と同様にして調製し、続いてアセトニトリル/水の勾配で溶離する逆相分取HPLCで精製した。MS(ES+):569(M+H)。]
[0138] 中間体
4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸エチルエステル
標記化合物を、実施例8と同様にして、trans−4−アミノ−シクロヘキサノール塩酸塩を4−アミノ−3−フルオロ−安息香酸エチルエステル([CASRN 73792−12−8])に代えることにより調製した。MS(ES+):597(M+H)。]
[0139] 実施例14
trans−4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸
標記化合物を、実施例10と同様にして調製し、続いてアセトニトリル/水の勾配で溶離する逆相分取HPLCで精製した。MS(ES+):540(M+H)。]
[0140] 中間体
a) N−ベンジル−2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセトアミド
標記化合物を、実施例8、中間体aと同様にして、(2−アミノ−4,5−ジフルオロ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(実施例1、中間体b)を、(2−アミノ−5−フルオロ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(M. J. Bamford, M. J. Alberti, N. Bailey, S. Davies, D. K. Dean, A. Gaiba, S. Garland, J. D. Harling, D. K. Jung, T. A. Panchal, C. A. Parr, J. G. Steadman, A. K. Takle, J. T. Townsend, D. M. Wilson, J. Witherington Bioorg. Med. Chem. Lett. 2005, 15, 3402-3406に記載されているように調製した)に代えて調製した。MS(ES+):504(M+H)。]
[0141] b)シクロヘキシル−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−酢酸
標記化合物を、実施例8、中間体bと同様にして調製した。MS(ES+):415(M+H)。]
[0142] c) 4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸エチルアミド
標記化合物を、実施例8と同様にして、trans−4−アミノ−シクロヘキサノール塩酸塩をtrans−4−アミノ−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル([CASRN 1678−68−8])に代えて調製した。MS(ES+):568(M+H)。]
[0143] 実施例15
(−)−trans−4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸
標記化合物を、実施例14と同様にして、イソプロパノール(+0.5%ギ酸)/ヘプタンの勾配で溶離するキラル分取HPLC(Chiralpak-ADカラム)により立体異性体の分割を行って調製した。MS(ES+):540(M+H)。]
[0144] 実施例16
(−)−trans−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸
標記化合物を、実施例8と同様にして、シクロヘキシル−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−酢酸を[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸(実施例22、中間体c)に、そしてtrans−4−アミノ−シクロヘキサノール塩酸塩をtrans−4−アミノ−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル([CASRN 1678−68−8])に代えて調製し、続いて実施例10と同様にして、エステル加水分解した。精製を、エタノール(+0.5%ギ酸)/ヘプタンの勾配で溶離するキラル分取HPLC(Chiralpak-ADカラム)で行った。MS(ES+):530(M+H)。]
[0145] 実施例17
(trans−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキシル)−酢酸
標記化合物を、実施例10と同様にして調製し、続いてアセトニトリル/水の勾配で溶離する逆相分取HPLCで精製した。MS(ES+):544(M+H)。]
[0146] 中間体
(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキシル)−酢酸エチルエステル
標記化合物を、実施例8と同様にして、シクロヘキシル−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−酢酸を[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸(実施例22、中間体c)に、そしてtrans−4−アミノ−シクロヘキサノール塩酸塩をtrans−(4−アミノ−シクロヘキシル)−酢酸エチルエステル塩酸塩([CASRN 76308−26−4])に代えて調製した。MS(ES+):572(M+H)。]
[0147] 実施例18
(+)−trans−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキシル)−酢酸
標記化合物を、実施例17にしたがって、イソプロパノール(+0.5%トリフルオロ酢酸)/ヘプタンの勾配で溶離するキラル分取HPLC(Chiralcel-ODHカラム)により立体異性体の分割を行って調製した。MS(ES+):544(M+H)。]
[0148] 実施例19
4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸
標記化合物を、実施例10と同様にして調製し、続いてアセトニトリル/水の勾配で溶離する逆相分取HPLCで精製した。MS(ES+):536(M+H)。]
[0149] 中間体
4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸メチルエステル
標記化合物を、実施例8、中間体aと同様にして、シクロヘキサンカルバルデヒドをビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルバルデヒド([CASRN 53291−20−6])に、2,6−ジメトキシ−ニコチン酸を4−クロロ−安息香酸([CASRN 74−11−3])に、そしてイソシアノメチル−ベンゼンを4−イソシアノ−安息香酸メチルエステル([CASRN 198476−21−0])に代えて調製し、続いてアセトニトリル/水の勾配で溶離する逆相分取HPLCで精製した。MS(ES+):550(M+H)。]
[0150] 実施例20
(−)−trans−4−({2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−メチル)−シクロヘキサンカルボン酸
標記化合物を、実施例10と同様にして調製し、続いてイソプロパノール(+0.5%ギ酸)/ヘプタンの勾配で溶離するキラル分取HPLC(Chiralpak-ADカラム)で精製した。MS(ES+):527(M+H)。]
[0151] 中間体
4−({2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−メチル)−シクロヘキサンカルボン酸メチルエステル
標記化合物を、実施例8、中間体aと同様にして、(2−アミノ−4,5−ジフルオロ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルを(2−アミノ−5−フルオロ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(M. J. Bamford, M. J. Alberti, N. Bailey, S. Davies, D. K. Dean, A. Gaiba, S. Garland, J. D. Harling, D. K. Jung, T. A. Panchal, C. A. Parr, J. G. Steadman, A. K. Takle, J. T. Townsend, D. M. Wilson, J. Witherington Bioorg. Med. Chem. Lett. 2005, 15, 3402-3406に記載されているように調製した)に、2,6−ジメトキシ−ニコチン酸を4−クロロ−安息香酸([CASRN 74−11−3])に、そしてイソシアノメチル−ベンゼンを4−イソシアノメチル−シクロヘキサンカルボン酸メチルエステル([CASRN 730964−84−8])に代えて調製し、続いてアセトニトリル/水の勾配で溶離する逆相分取HPLCで精製した。MS(ES+):540(M+H)。]
[0152] 実施例21
3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸
標記化合物を、実施例10と同様にして調製し、続いてアセトニトリル/水の勾配で溶離する逆相分取HPLCで精製した。MS(ES+):542(M+H)。]
[0153] 中間体
3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸メチルエステル
標記化合物を、実施例8、中間体aと同様にして、(2−アミノ−4,5−ジフルオロ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルを(2−アミノ−5−フルオロ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(M. J. Bamford, M. J. Alberti, N. Bailey, S. Davies, D. K. Dean, A. Gaiba, S. Garland, J. D. Harling, D. K. Jung, T. A. Panchal, C. A. Parr, J. G. Steadman, A. K. Takle, J. T. Townsend, D. M. Wilson, J. Witherington Bioorg. Med. Chem. Lett. 2005, 15, 3402-3406に記載されているように調製した)に、2,6−ジメトキシ−ニコチン酸を4−クロロ−安息香酸([CASRN 74−11−3])に、そしてイソシアノメチル−ベンゼンを3−クロロ−4−イソシアノ−安息香酸メチルエステル(4−イソシアノ−安息香酸メチルエステル([CASRN 198476−21−0])と同様にして、4−アミノ−3−クロロ−安息香酸メチルエステル([CASRN 84228−44−4])から、S. Kamijo, T. Jin, Y. Yamamoto J. Am. Chem. Soc. 2001, 123, 9453-9454に記載されているように調製した)に代えて調製し、続いてアセトニトリル/水の勾配で溶離する逆相分取HPLCで精製した。MS(ES+):554(M+H)。]
[0154] 実施例22
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸
ジオキサン25ml中の4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸エチルエステル(中間体d)の溶液に、水25ml及び水酸化リチウム一水和物0.57g(13.6mmol)を加えた。溶液を100℃で2時間撹拌した。室温に冷ました後、1M塩酸水溶液16mlを撹拌しながら加えた。懸濁液を濾過し、フィルターケーキを水で洗浄し、高真空下で乾燥させて、所望の化合物2.46g(99%)を無色の固体として得た。
MS(ES−):524(M−H)]
[0155] 中間体
a) 2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−1H−ベンゾイミダゾール
1,2−ジアミノ−4,5−ジフルオロベンゼン50.7g(0.35mol)、4−クロロ安息香酸55.1g(0.35mol)及びポリリン酸507gの混合物を、160℃に加熱し、この温度で90分間撹拌した。55℃に冷却した後、水1000mL及び酢酸エチル500mLを加えた。32%水酸化ナトリウム水溶液約1000mL(pH約9)を氷冷下で加えた。懸濁液をジカライト(dicalite)で濾過し、フィルターケーキを酢酸エチル1.5Lで洗浄した。相を分離し、水相を酢酸エチル0.5Lで洗浄した。有機相を1M 水酸化ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した。溶液にシリカゲルを加え、溶媒を蒸発させた。吸着した粗生成物を、溶離剤としてn−ヘプタン:酢酸エチル(v/v、4:1〜1:1)の勾配を使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物を純粋な形状で含有する画分をプールし、蒸発させた。残留画分を酢酸エチルに溶解し、1M 水酸化ナトリウム水溶液及びブラインで2回洗浄し、合わせた水層を酢酸エチルで1回抽出し、合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した。シリカゲルのクロマトグラフィーにより化合物の第二のバッチを得た。全収率:明黄色の固体75g(80%)。MS(ES+):265(M+H)。]
[0156] b) [2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸エチルエステル
N,N−ジメチルホルムアミド750ml中の2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−1H−ベンゾイミダゾール75g(0.28mol)の溶液に、炭酸セシウム116g(0.33mol)及びブロモ−シクロヘキシル−酢酸エチルエステル(市販)88g(0.35mol)を加えた。混合物を100℃に加熱し、90分間撹拌した後、別の炭酸セシウム116g及びブロモ−シクロヘキシル−酢酸エチルエステル88gを加えた。6時間後、別の炭酸セシウム116g及びブロモ−シクロヘキシル−酢酸エチルエステル88gを加えた。22時間(合計反応時間)後、反応混合物を30℃に冷却し、氷水1L及び酢酸エチル2Lに注いだ。相を分離し、水相を酢酸エチル500mLで抽出した。合わせた有機相を氷水500mlで3回、ブラインで1回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した。溶液に、シリカゲルを加え、溶媒を蒸発させた。吸着した粗生成物を、n−ヘプタン:酢酸エチル(9:1 v/v)を溶離剤として使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製した。画分を含有する生成物をプールし、懸濁液を形成するまで溶媒を蒸発させ、懸濁液を氷浴で冷却し、濾過して、所望の生成物92g(75%)を無色の固体として得た。MS(ES+):433(M+H)。]
[0157] c) [2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸
ジオキサン240ml中の[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸エチルエステル24g(0.055mol)の溶液に、水240ml及び水酸化リチウム一水和物7.0g(0.166mol)を加えた。溶液を100℃で2時間撹拌した。室温に冷ました後、有機溶媒を蒸発させた。撹拌しながら、1M塩酸162mlを加えた。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを水で洗浄し、高真空下で乾燥させて、所望の化合物21.7g(95%)を白色の固体として得た。MS(ES−):403(M−H)。]
[0158] d) 4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸エチルエステル
塩化チオニル5.4ml中の[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸3.0g(7.4mmol)の溶液を、還流下で撹拌した。1時間後、揮発性成分をロータリエバポレーターで除去し、残留物をトルエンに取り、蒸発させた(3回)。残りの油状物をジクロロメタン30mlに溶解し、0℃に冷却し、ジクロロメタン30mlに溶解した4−アミノ安息香酸エチル(1.35g、8.1mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン2.72g(22.2mmol)の溶液に滴下した。冷却浴を取り外し、撹拌を更に4時間続けた。反応物を25%塩酸水溶液に注ぎ、相を分離し、水相をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残留物を、ヘプタン:酢酸エチル(1:0〜1:1 v/v)を溶離剤として使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物を無色の固体(2.6g、62%)として得た。MS(ES+):552(M+H)。]
[0159] 実施例23及び24
標記化合物を、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸の立体異性体のキラル分取HPLC(Chiralpak-ADカラム)による分割により得た。]
[0160] (+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸
無色の固体。MS(TS)m/e(M−H)−:522.2。]
[0161] (−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸
無色の固体。MS(TS)m/e(M−H)−:522.2。]
[0162] 中間体
a) 2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−1H−ベンゾイミダゾール
1,2−ジアミノ−4,5−ジフルオロベンゼン50.7g(0.35mol)、4−クロロ安息香酸55.1g(0.35mol)及びポリリン酸507gの混合物を160℃に加熱し、この温度で90分間撹拌した。55℃に冷却した後、水1000mL及び酢酸エチル500mLを加えた。32%水酸化ナトリウム水溶液約1000mLを氷冷下で加えた(pH約9)。懸濁液をジカライトで濾過し、フィルターケーキを酢酸エチル1.5Lで洗浄した。相を分離し、水相を酢酸エチル0.5Lで洗浄した。有機相を1M 水酸化ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した。溶液に、シリカゲルを加え、溶媒を蒸発させた。吸着した粗生成物を、n−ヘプタン:酢酸エチルの勾配(v/v、4:1〜1:1)を溶離剤として使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物を純粋な形状で含有する画分をプールし、蒸発させた。残りの画分を酢酸エチルに溶解し、1M 水酸化ナトリウム水溶液及びブラインで2回洗浄し、合わせた水層を酢酸エチルで1回抽出し、合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した。シリカゲルのクロマトグラフィーにより化合物の第二のバッチを得た。全収率:明黄色の固体75g(80%)。
MS(TS)m/e(M+H)+:264.9。]
[0163] b) [2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸エチルエステル
N,N−ジメチルホルムアミド750ml中の2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−1H−ベンゾイミダゾール75g(0.28mol)の溶液に、炭酸セシウム116g(0.33mol)及びブロモ−シクロヘキシル−酢酸エチルエステル(市販)88g(0.35mol)を加えた。混合物を100℃に加熱し、90分間撹拌した後、別の炭酸セシウム116g及びブロモ−シクロヘキシル−酢酸エチルエステル88gを加えた。6時間後、別の炭酸セシウム116g及びブロモ−シクロヘキシル−酢酸エチルエステル88gを加えた。22時間(合計反応時間)後、反応混合物を30℃に冷却し、氷水1L及び酢酸エチル2Lに注いだ。相を分離し、水相を酢酸エチル500mLで抽出した。合わせた有機相を氷水500mlで3回、ブラインで1回洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した。溶液にシリカゲルを加え、溶媒を蒸発させた。吸着した粗生成物を、n−ヘプタン:酢酸エチル(9:1 v/v)を溶離剤として使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製した。画分含有生成物をプールし、懸濁液を形成するまで溶媒を蒸発させた。懸濁液を氷浴で冷却し、濾過して、所望の生成物92g(75%)を無色の固体として得た。
MS(TS)m/e(M+H)+:433.1。]
[0164] c) [2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸
ジオキサン240ml中の[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸エチルエステル24g(0.055mol)の溶液に、水240ml及び水酸化リチウム一水和物7.0g(0.166mol)を加えた。溶液を100℃で2時間撹拌した。室温に冷ました後、有機溶媒を蒸発させた。撹拌しながら、1M塩酸162mlを加えた。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを水で洗浄し、高真空下で乾燥させて、所望の化合物21.7g(95%)を白色の固体として得た。
MS(TS)m/e(M−H)−403.2。]
[0165] d) 4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸エチルエステル
塩化チオニル5.4ml中の[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸3.0g(7.4mmol)の溶液を、還流下で撹拌した。1時間後、揮発性成分をロータリエバポレーターで除去し、残留物をトルエンに取り、蒸発させた(3回)。残りの油状物をジクロロメタン30mlに溶解し、0℃に冷却し、4−アミノ安息香酸エチル(1.35g、8.1mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン2.72g(22.2mmol)のジクロロメタン30mlに溶解した溶液に滴下した。冷却浴を取り外し、撹拌を更に4時間続けた。反応物を25%塩酸水溶液に注ぎ、相を分離し、水相をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残留物を、ヘプタン:酢酸エチル(1:0〜1:1 v/v)を溶離剤として使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物を無色の固体(2.6g、62%)として得た。
MS(TS)m/e(M+H)+552.1]
[0166] 実施例25
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸
化合物を、実施例22と同様にして、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸メチルエステルから調製した。
無色の固体(97%)、MS(TS)m/e(M−H)−:536.3。]
[0167] 実施例26及び27
標記化合物を、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸の立体異性体のキラル分取HPLC(Chiralpak-ADカラム)による分割により得た。]
[0168] (+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸。
オフホワイトの固体(45%)。MS(TS)m/e(M−H)−:536.2。]
[0169] (−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸。
オフホワイトの固体(42%)。MS(TS)m/e(M−H)−:536.2。]
[0170] 中間体
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸メチルエステル
本化合物を、実施例22、中間体dと同様にして、[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸及びメチル4−アミノ−3−安息香酸メチルから調製した。
無色の固体(97%)。MS(TS)m/e(M+H)+:552.3。]
[0171] 実施例28
3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸
本化合物を、実施例22と同様にして、3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸メチルエステルから調製した。
明黄色の固体(91%)。MS(TS)m/e(M−H)−:556.1。]
[0172] 実施例29及び30
標記化合物を、3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸の立体異性体のキラル分取HPLC(Chiralpak-ADカラム)による分割により得た。]
[0173] (+)−3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸。
無色の固体(24%)。MS(TS)m/e(M−H)−:556.0。]
[0174] (−)−3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸。
無色の固体(24%)。MS(TS)m/e(M−H)−:556.1。]
[0175] 中間体
3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸メチルエステル
本化合物を、実施例22、中間体dと同様にして、[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸及びメチル4−アミノ−3−クロロ安息香酸から調製した。
無色の固体(62%)。MS(TS)m/e(M+H)+572.2。]
[0176] 実施例31
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸
本化合物を、実施例22と同様にして、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸メチルエステルから調製した。
無色の固体(91%)。MS(TS)m/e(M−H)−:540.2。]
[0177] 実施例32及び33
標記化合物を、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸の立体異性体のキラル分取HPLC(Chiralpak-ADカラム)による分割により得た。]
[0178] (+)−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸。
無色の固体(41%)。MS(TS)m/e(M−H)−540.2]
[0179] (−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸。
無色の固体(35%)。MS(TS)m/e(M−H)−540.2]
[0180] 中間体
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸メチルエステル
本化合物を、実施例22、中間体dと同様にして、[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸、メチル4−アミノ−3−フルオロ安息香酸から、4−(ジメチルアミノ)ピリジンを塩基として使用して調製した。
無色の泡状物(70%)。MS(TS)m/e(M+H)+:556.1。]
[0181] 実施例34
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3,5−ジフルオロ−安息香酸
本化合物を、実施例22と同様にして、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3,5−ジフルオロ−安息香酸メチルエステルから調製した。
無色の固体(92%)。MS(TS)m/e(M−H)−:558.1。]
[0182] 実施例35及び36
標記化合物を、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3,5−ジフルオロ−安息香酸の立体異性体のキラル分取HPLC(Chiralpak-ADカラム)による分割により得た。]
[0183] (+)−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3,5−ジフルオロ−安息香酸。
無色の固体(10%)。MS(TS)m/e(M−H)−:558.1。]
[0184] (−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3,5−ジフルオロ−安息香酸。
無色の固体(19%)。MS(TS)m/e(M−H)−:558.1。]
[0185] 中間体
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3,5−ジフルオロ−安息香酸メチルエステル
本化合物を、実施例20、中間体dと同様にして、[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸、4−アミノ−3,5−ジフルオロ−安息香酸メチルエステルから、ピリジンを塩基として使用して調製した。
明黄色の泡状物(73%)。MS(TS)m/e(M+H)+:574.3。]
[0186] 実施例37
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−安息香酸
本化合物を、実施例22と同様にして、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−安息香酸メチルエステルから調製して、所望の化合物を無色の固体(27%)として得た。
MS(TS)m/e(M−H)−:547.2。]
[0187] 中間体
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−安息香酸メチルエステル
本化合物を、実施例22、中間体dと同様にして、[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸、4−アミノ−3−シアノ−安息香酸メチルエステルからN,N−ジイソプロピルエチルアミンを塩基として使用して調製した。
無色の泡状物(20%)。MS(TS)m/e(M+H)+:563.3。]
[0188] 実施例38
3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸メチルエステル
本化合物を、実施例22と同様にして、3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸メチルエステルから調製して、標記化合物を無色の固体(60%)として得た。
MS(TS)m/e(M−H)−:522.1。]
[0189] 実施例39及び40
標記化合物を、3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸メチルエステルの立体異性体のキラル分取HPLC(Chiralpak-ADカラム)による分割により得た。]
[0190] (+)−3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸メチルエステル。
無色の固体(21%)。MS(TS)m/e(M−H)−:520.2。]
[0191] (−)−3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸メチルエステル。
無色の固体(29%)。MS(TS)m/e(M−H)−:520.2。]
[0192] 中間体
a) [2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸エチルエステル
本化合物を、実施例22、中間体bと同様にして、2−(4−クロロ−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール(市販)、ブロモ−シクロヘキシル−酢酸エチルエステル(市販)及び炭酸セシウムから合成して、最終化合物を無色の固体(58%)として得た。
MS(TS)m/e(M+H)+:397.2。]
[0193] b) [2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸
本化合物を、実施例22、中間体cと同様にして、[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸エチルエステルから合成して、所望の化合物を無色の固体(99%)として得た。
MS(TS)m/e(M−H)−:367.0。]
[0194] c) 3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸メチルエステル
標記化合物を、実施例22、中間体dと同様にして、[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸、4−アミノ−3−クロロ−安息香酸から、ピリジンを塩基として使用して合成した。
MS(TS)m/e(M+H)+:537.4。]
[0195] 実施例41
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メトキシ−安息香酸
本化合物を、実施例22と同様にして、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メトキシ−安息香酸メチルエステルから合成して、標記化合物を無色の固体(84%)として得た。
MS(TS)m/e(M−H)−:552.0。]
[0196] 中間体
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メトキシ−安息香酸メチルエステル
本化合物を、実施例20、中間体dと同様にして、[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸(実施例22、中間体c)、4−アミノ−3−メトキシ−安息香酸メチルエステルから、ピリジンを塩基として使用して合成して、標記化合物を無色の固体(74%)として得た。
MS m/e(M+H)+:568.1。]
[0197] 実施例42
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸
本化合物を、実施例22と同様にして、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸メチルエステルから合成して、標記化合物を無色の固体(79%)として得た。
MS m/e(M+H)+:590.0。]
[0198] 中間体
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸メチルエステル
本化合物を、実施例20、中間体dと同様にして、[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸(実施例20、中間体c)、4−アミノ−3−トリフルオロメチル−安息香酸メチルエステルから、ピリジンを塩基として使用して合成して、標記化合物を無色の固体(74%)として得た。
MS m/e(M+H)+:606.1。]
[0199] 実施例43
4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸
本化合物を、実施例22と同様にして、4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸エチルエステルから調製した。
無色の固体(95%)。MS(TS)m/e(M−H)−:555.9。]
[0200] 中間体
4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸エチルエステル
(2−アミノ−4,5−ジフルオロ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル0.30g(1.23mmol)及びシクロヘキサンカルボキシアルデヒド0.15ml(0.14g、1.23mmol)の溶液を、10分間撹拌した。次に4−(トリフルオロメチル)安息香酸0.23g(1.23mmol)、そして更に5分後に4−イソシアノ−安息香酸エチルエステル0.22g(1.23mmol)を加えた。21時間後に4M塩酸水溶液3mlを加え、撹拌を更に16時間続けた。溶媒を蒸発させ、アセトニトリル、水及びN,N−ジメチルホルムアミドの混合物に溶解した残留物を分取HPLCにより精製して、所望の化合物を無色の固体(7%)として得た。
MS m/e(M+H)+:586.1。]
[0201] 実施例44
4−{2−シクロヘキシル−2−[5−フルオロ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸
本化合物を、実施例22と同様にして、4−{2−シクロヘキシル−2−[5−フルオロ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸エチルエステルから調製した。
無色の固体(64%)。MS m/e 538.1(M−H)−。]
[0202] 中間体
4−{2−シクロヘキシル−2−[5−フルオロ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸エチルエステル
本化合物を、実施例43、中間体と同様にして、(2−アミノ−5−フルオロ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル、シクロヘキサンカルボキシアルデヒド、4−(トリフルオロメチル)安息香酸及び4−イソシアノ−安息香酸エチルエステルから調製した。
明褐色の泡状物(21%)。MS m/e(M+H)+:568.2。]
[0203] 実施例45
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメトキシ−安息香酸
標記化合物を、実施例22と同様にして、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメトキシ−安息香酸メチルエステルから合成して、所望の化合物を無色の固体(84%)として得た。
MS(TS)m/e(M−H)−:608.0。]
[0204] 中間体
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメトキシ−安息香酸メチルエステル
本化合物を、実施例22、中間体dと同様にして、[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸(実施例22、中間体c)、4−アミノ−3−トリフルオロメトキシ−安息香酸メチルエステルから、ピリジンを塩基として使用して、標記化合物を無色の固体(85%)として得た。
MS(TS)m/e(M+H)+:622.0。]
[0205] 実施例46
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸
本化合物を、実施例22と同様にして、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸エチルエステルから合成した。無色の固体(86%)。
MS(TS)m/e(M−H)−:504.1。]
[0206] 中間体
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸エチルエステル
本化合物を、実施例43、中間体と同様にして、(2−アミノ−5−フルオロ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル、シクロヘキサンカルボキシアルデヒド、4−クロロ−安息香酸及び4−イソシアノ−安息香酸エチルエステルから合成した。
MS m/e(M+H)+:534.1。]
[0207] 実施例47
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸
本化合物を、実施例22と同様にして、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸メチルエステルから合成した。オフホワイトの固体(89%)。
MS(TS)m/e(M−H)−:522.2。]
[0208] 中間体
4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸メチルエステル
本化合物を、実施例43、中間体と同様にして、(2−アミノ−5−フルオロ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル、シクロヘキサンカルボキシアルデヒド、4−クロロ−安息香酸及び3−フルオロ−4−イソシアノ−安息香酸メチルエステルから合成した。
明褐色の泡状物(15%)。MS m/e(M+H)+:538.2。]
[0209] 実施例48
(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−フェニル)−酢酸
標記化合物を、実施例22と同様にして、(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−フェニル)−酢酸エチルエステルから合成して、所望の化合物を無色の固体(95%)として得た。
MS(TS)m/e(M−H)−:536.3。]
[0210] 中間体
(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−フェニル)−酢酸エチルエステル
本化合物を、実施例22、中間体dと同様にして、[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸(実施例20、中間体c)、(4−アミノ−フェニル)−酢酸エチルエステル及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムへキサフルオロホスファートから合成して、所望の化合物を黄色の泡状物(82%)として得た。
MS m/e(M+H)+:566.3。]
[0211] 実施例49
2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸
標記化合物を、実施例22と同様にして、2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸エチルエステルから合成した。
無色の固体(93%)。MS(TS)m/e(M−H)−:568.0。]
[0212] 中間体
2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸エチルエステル
標記化合物を、実施例22、中間体dと同様にして、[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−シクロヘキシル−酢酸(実施例20、中間体c)、2−(4−アミノ−3−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸から、4−(ジメチルアミノ)ピリジンを塩基として使用して合成した。
無色の泡状物(74%)。MS m/e(M+H)+:598.1。]
[0213] 実施例50
2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロピオン酸
標記化合物を、実施例22と同様にして、2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロピオン酸メチルエステルから合成した。
無色の固体(88%)。MS(TS)m/e(M−H)−:582.0。]
权利要求:

請求項1
式(I):[式中、R1は、から選択され;R2は、水素又は低級アルキルであり;R3は、シクロヘキシル又はビシクロ[2.2.1]ヘプチルであり;R4は、4位でハロゲン、シアノもしくはフルオロ低級アルキルにより置換されているフェニル、又はハロゲン、アミノ、シアノ及び低級アルコキシから独立して選択される、1個もしくは2個の置換基で置換されているピリジルであり;R5及びR6は、互いに独立して、水素又はフルオロであり;R7及びR9は、互いに独立して、水素、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシ、フルオロ低級アルキル、フルオロ低級アルコキシ及びシアノからなる群より選択され;R8は、−(CR12R13)n−COOH(ここで、nは、0、1又は2であり、そしてR12及びR13は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR12とR13が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)、又は−O−(CR14R15)p−COOH(ここで、pは、1又は2であり、そしてR14及びR15は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR14とR15が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)であるか、又はR8は、テトラゾールであり;R10は、ヒドロキシ、又は−(CH2)p−COOH(ここで、pは、0、1又は2である)であり;mは、0又は1であり;R11は、−COOHである]で示される式(I)の化合物、及びその薬学的に許容しうる塩。
請求項2
R8が、−(CR12R13)n−COOH(ここで、nは、0、1又は2であり、そしてR12及びR13は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR12とR13が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)、又は−O−(CR14R15)p−COOH(ここで、pは、1又は2であり、そしてR14及びR15は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR14とR15が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)である、請求項1記載の式(I)の化合物。
請求項3
R2が、水素である、請求項1又は2記載の式(I)の化合物。
請求項4
R3が、シクロヘキシルである、請求項1〜3のいずれか一項記載の式(I)の化合物。
請求項5
R4が、ハロゲン、シアノ又はフルオロ低級アルキルにより、4位で置換されているフェニルである、請求項1〜4のいずれか一項記載の式(I)の化合物。
請求項6
R4が、4−ハロゲンフェニルである、請求項1〜5のいずれか一項記載の式(I)の化合物。
請求項7
R4が、4−クロロフェニルである、請求項1〜6のいずれか一項記載の式(I)の化合物。
請求項8
R4が、ハロゲン、アミノ、シアノ及び低級アルコキシから独立して選択される、1個もしくは2個の置換基で置換されているピリジルである、請求項1〜4のいずれか一項記載の式(I)の化合物。
請求項9
R4が、ハロゲン、アミノ、シアノ及び低級アルコキシから独立して選択される、1個もしくは2個の置換基で置換されているピリジン−3−イルである、請求項1〜4又は8のいずれか一項記載の式(I)の化合物。
請求項10
R5及びR6が、フルオロである、請求項1〜9のいずれか一項記載の式(I)の化合物。
請求項11
R1が、[式中、R7及びR9は、互いに独立して、水素、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシ、フルオロ低級アルキル、フルオロ低級アルコキシ及びシアノからなる群より選択され;R8は、−(CR12R13)n−COOH(ここで、nは、0、1又は2であり、そしてR12及びR13は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR12とR13が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)、又は−O−(CR14R15)p−COOH(ここで、pは、1又は2であり、そしてR14及びR15は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR14とR15が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)である]である、請求項1〜10のいずれか一項記載の式(I)の化合物。
請求項12
R8が、−(CR12R13)n−COOH(ここで、nは、0、1又は2であり、そしてR12及びR13は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR12とR13が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)である、請求項11記載の式(I)の化合物。
請求項12
R8が、−COOHである、請求項11又は12記載の式(I)の化合物。
請求項13
R8が、−O−(CR14R15)p−COOH(ここで、pは、1又は2であり、そしてR14及びR15は、互いに独立して、水素もしくは低級アルキルであるか、又はR14とR15が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成している)である、請求項11記載の式(I)の化合物。
請求項14
R1が、[式中、R10は、ヒドロキシ又は−(CH2)p−COOH(ここで、pは、0、1又は2であり、そしてmは、0又は1である)である]である、請求項1〜10のいずれか一項記載の式(I)の化合物。
請求項15
R10が、ヒドロキシ又は−COOHである、請求項14記載の式(I)の化合物。
請求項16
R10が、ヒドロキシである、請求項14又は15記載の式(I)の化合物。
請求項17
R1が、である、請求項1〜10のいずれか一項記載の式(I)の化合物。
請求項18
下記化合物:6−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−ニコチン酸、3−クロロ−4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸、(−)−3−クロロ−4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、(+)−3−クロロ−4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、trans−4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド、(+)−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−(trans−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド、trans−4−({シクロヘキシル[2−(2,6−ジメトキシピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−1H−ベンゾイミダゾール−1−イル]アセチル}アミノ)シクロヘキサンカルボン酸、(+)−4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸、4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、(−)−4−{2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキシル)−酢酸、(+)−[trans−4−({2−[2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジフルオロ−1H−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシルアセチル}アミノ)シクロヘキシル]酢酸、4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸、(−)−trans−4−[({2−[2−(4−クロロフェニル)−5−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシルアセチル}アミノ)メチル]シクロヘキサンカルボン酸、3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸、(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メチル−安息香酸、3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、(+)−3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、(−)−3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3,5−ジフルオロ−安息香酸、(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3,5−ジフルオロ−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3,5−ジフルオロ−安息香酸、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−安息香酸、3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、(+)−3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、(−)−3−クロロ−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メトキシ−安息香酸、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸、4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸、4−{2−シクロヘキシル−2−[5−フルオロ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメトキシ−安息香酸、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−フェニル)−酢酸、2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸、2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロピオン酸、3−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−フェニル)−プロピオン酸、3−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸、(−)−3−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸、(+)−3−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸、(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−酢酸、2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−プロピオン酸、2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸、(+)−2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸、(−)−2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸、1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸、(+)−1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸、(−)−1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸、2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−trans−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド、(−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド、(+)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド、6−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−ニコチン酸、(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−安息香酸、(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メトキシ−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−メトキシ−安息香酸、(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸、(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメトキシ−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメトキシ−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5−フルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−5−フルオロ−安息香酸、(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−5−フルオロ−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−5−フルオロ−安息香酸、1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸、(+)−1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸、(−)−1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸、(+)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸、4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、(−)−4−{2−[2−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、(4−{2−[2−(6−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキシル)−酢酸、4−{2−[2−(6−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、4−{2−[2−(6−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、(+)−4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、(−)−4−{2−[2−(6−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、(−)−(4−{2−[2−(6−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−シクロヘキシル)−酢酸、(+)−4−{(S)−2−[2−(6−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸、(4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキシル)−酢酸、4−[2−シクロヘキシル−2−(5,6−ジフルオロ−2−p−トリル−ベンゾイミダゾール−1−イル)−アセチルアミノ]−安息香酸、4−[2−シクロヘキシル−2−(5,6−ジフルオロ−2−p−トリル−ベンゾイミダゾール−1−イル)−アセチルアミノ]−シクロヘキサンカルボン酸、(−)−4−[2−シクロヘキシル−2−(5,6−ジフルオロ−2−p−トリル−ベンゾイミダゾール−1−イル)−アセチルアミノ]−安息香酸、(+)−[2−シクロヘキシル−2−(5,6−ジフルオロ−2−p−トリル−ベンゾイミダゾール−1−イル)−アセチルアミノ]−シクロヘキサンカルボン酸、4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(4−メトキシ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸、(−)−4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(4−メトキシ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキサンカルボン酸、(−)−4−{2−シクロヘキシル−2−[5,6−ジフルオロ−2−(4−メトキシ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸、(4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキシル)−酢酸、(−)−4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−安息香酸、(−)−(4−{2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−アセチルアミノ}−シクロヘキシル)−酢酸、2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−フェニル]−アセトアミド、2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−[2−クロロ−4−(1H−テトラゾール−5−イル)−フェニル]−2−シクロヘキシル−アセトアミド、2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[2−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−5−イル)−フェニル]−アセトアミド、(+又は−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[2−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−5−イル)−フェニル]−アセトアミド、(+又は−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[2−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−5−イル)−フェニル]−アセトアミド、2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド、(+)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド、(−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド、2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド、(+)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド、(−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド、2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−[2−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−5−イル)−フェニル]−アセトアミド、2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミドからなる群より選択される、請求項1記載の式(I)の化合物、及びその薬学的に許容しうる塩。
請求項19
下記化合物:2−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド、(+)−シクロヘキシル−2−[2−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−N−(trans−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミド、(−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アセトアミドからなる群より選択される、請求項1記載の式(I)の化合物、及びその薬学的に許容しうる塩。
請求項20
下記化合物:4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−安息香酸、4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−安息香酸からなる群より選択される、請求項1記載の式(I)の化合物、及びその薬学的に許容しうる塩。
請求項21
下記化合物:2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸、(−)−2−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸、1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸、(−)−1−(4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−フルオロ−フェノキシ)−シクロプロパンカルボン酸からなる群より選択される、請求項1記載の式(I)の化合物、及びその薬学的に許容しうる塩。
請求項22
下記化合物:(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−シアノ−5−フルオロ−安息香酸、(−)−4−{2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−アセチルアミノ}−3−トリフルオロメチル−安息香酸、(+又は−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[2−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−5−イル)−フェニル]−アセトアミド、(−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,6−ジフルオロ−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミド、(−)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−イル]−2−シクロヘキシル−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アセトアミドからなる群より選択される、請求項1記載の式(I)の化合物、及びその薬学的に許容しうる塩。
請求項23
請求項1〜22のいずれか一項と同義の式(I)で示される化合物の製造方法であって、式(II):(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、請求項1と同義である)で示される化合物の環化を含む、方法。
請求項24
請求項1〜22のいずれか一項と同義の式(I)で示される化合物の製造方法であって、式(III):(式中、R3、R4、R5及びR6は、請求項1と同義である)で示される酸を、式(IV):R1−NH2(IV)(式中、R1は、請求項1と同義である)で示されるアミンとアミドカップリングすることを含む、方法。
請求項25
請求項23又は24記載の方法により製造される場合の、請求項1〜22のいずれか一項記載の式(I)の化合物。
請求項26
請求項1〜22のいずれか一項記載の式(I)の化合物、並びに薬学的に許容しうる担体及び/又は佐剤を含んでいる、医薬組成物。
請求項27
治療上活性な物質としての使用のための、請求項1〜22のいずれか一項記載の式(I)の化合物。
請求項28
FXRアゴニストにより調節される疾患の治療又は予防のための治療活性物質として使用するための、請求項1〜22のいずれか一項記載の式(I)の化合物。
請求項29
請求項1〜22のいずれか一項記載の式(I)の化合物をヒト又は動物に投与することを含む、FXRアゴニストにより調節される疾患の治療的又は予防的処置、特に、脂質及びコレステロールレベル上昇、高LDL−コレステロール、高トリグリセリド、低HDL−コレステロール、脂質代謝異常症、アテローム硬化症、糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、代謝症候群、コレステロール胆石症、肝臓の胆汁うっ滞/線維症、コレステロール吸収の疾患、癌、胃腸癌、骨粗鬆症、末梢血管閉塞性疾患、虚血発作、パーキンソン病及び/又はアルツハイマー病の治療的あるいは予防的処置のための方法。
請求項30
FXRアゴニストにより調節される疾患の治療的又は予防的処置のための、請求項1〜22のいずれか一項記載の式(I)の化合物の使用。
請求項31
FXRアゴニストにより調節される疾患の治療的又は予防的処置のための医薬を製造するための、請求項1〜22のいずれか一項記載の式(I)の化合物の使用。
請求項32
脂質及びコレステロールレベル上昇、高LDL−コレステロール、高トリグリセリド、低HDL−コレステロール、脂質代謝異常症、アテローム硬化症、糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、代謝症候群、コレステロール胆石症、肝臓の胆汁うっ滞/線維症、コレステロール吸収の疾患、癌、胃腸癌、骨粗鬆症、末梢血管閉塞性疾患、虚血発作、パーキンソン病及び/又はアルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置のための医薬の製造のための、請求項1〜22のいずれか一項記載の式(I)の化合物の使用。
請求項33
高LDL−コレステロールレベル、高トリグリセリド、脂質代謝異常症、コレステロール胆石症、癌、インスリン非依存性糖尿病及び代謝症候群の予防又は治療のための医薬の製造のための、請求項32記載の使用。
請求項34
明細書に先に定義された発明。
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同族专利:
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PE20091519A1|2009-09-25|
MX2010006565A|2010-07-05|
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